叫びとささやき

VISKNINGAR OCH ROP/CRIES AND WHISPERS

91
叫びとささやき
3.9

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(28件)


  • タイムスリップ1.21ジゴワット

    3.0

    巨匠ベルイマン②

    北欧の細雪。 何度観ても感想はそれだけ。

  • 豊崎久美

    4.0

    血の赤。

    インテリアに「赤」を使用すると落ち着かないというイメージがあるのだけれど、この作品の舞台となっている邸宅の、インテリア、装飾品は「赤」が多用されている。 使い方が上手いんだろうけれど、下品ではなく品があり画面がとても綺麗。 姉妹の一人が、なんらかの病を患っており、作中で亡くなる。 この辺も、抽象的表現なのか、「本当の死」かどうか分からない、生き返ったりするし、途中。 人生に苦痛や苦悩は、つきものだけれど、死と共に「沈黙に帰する」 らしい(って最後に出てきた) ベルイマンは、良い監督だと思う、よく分からなくっても最後まで見せる。

  • bar********

    5.0

    ネタバレ叫びとささやき

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sat********

    4.0

    ネタバレ空虚感もあるし実在感もある。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fuk********

    5.0

    美しさは残酷でもある

    ベルイマン、北欧の孤高の才人。 初期の分かりやすい作風から、人間の内面を冷徹に見つめる難解な作風へと移ろっていった気がする。 叫びとささやきは神の沈黙を描いた最高傑作だと思う。 ただし、民族も歴史も宗教も違うわたくしには表面的な事しか分からない。 細君はそれで良いと言うけど、そこが理解できないと映画は分かっても、ベルイマンも北欧も紗のかかった彼方だ。 薄ら寒いラストシーンが、美しいからこそ残酷だ。 余談だけど、ベルイマンの英語読みがバーグマンだと知った時、 イングリッド・バーグマンがスウェーデンの人だったことに改めて感動した。

  • stanleyk2001

    4.0

    これは「通夜」の物語

    これは「通夜」の物語。三姉妹の次女が末期がんで亡くなるまでが前半。後半は通夜の晩に起こる残されたものたちの物語。 通夜の晩には普段隠された本音が現れぶつかる。横溝正史のミステリでお馴染み。 長女は外交官の妻。夫から性的対象としか扱われていない。次女は誰にでも愛敬を振りまく甘やかされた女。 長女は誰にでも媚びる次女を嫌い、次女は長女にも好かれたいとねがう。 通夜の晩、長女と次女は束の間心を通わせる。そして幻想的な場面になり死んだ次女が「そばに居て」と乞い願うが長女ははねつけ、次女は逃げる。死者からの呼びかけに応じるのは召使いのアンナだけ。ふくよかな胸で次女を包み込むアンナは聖女の様だ。 葬儀が終わり長女は次女に「私達あの時、心通わせたわよね?」と語るがほんの一言の行き違いで今度は次女が撥ね付ける。 三姉妹が幸せそうにブランコに乗る次女の回想で映画は終わる。 一番人間的で愛を持っているのは召使いのアンナだ。貴族の男女達の心の冷たさ、猜疑心は、悲しみすら覚える。同じく貴族でも「ダウントンアビー」の伯爵達は召使いをもっと大切にしたのに。 どうしてこんなに愛がないまま生活していけるのか?悲しみとやるせなさを感じる。特に長女は自分すら愛していない。 スヴェン・ニクビストの撮影が見事。前半は赤い壁、赤い床に白い衣装。後半は、喪服の黒、黒い家具でコントラストを見せる。

  • pin********

    5.0

    ネタバレ真っ赤な妄想が大暴走

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 柚子

    3.0

    赤、赤、赤、不気味な赤

    上流階級の3姉妹 二女が危篤で、姉と妹が駆けつける 屋敷のメイド、アンナと共に、死に逝く人を看取る 看取られて死んでも、なお、この世に未練を残し、生き魂のように語りかける… 本能の赴くままに、生きた姉妹 結局は、お互いの生き方を尊重せず、何も変わらない日常が続く… アンナが寄り添う… 性的欲求までも満たせてあげようとする、異常な献身… 聖母なのかもしれない 赤、赤、赤 不気味な赤が、効果的 ベルイマン作品は難しい 『魔術師』など、何回見ても、お手上げだけど、本作はなんとなくだが、理解できた気がする…

  • スーザン

    3.0

    気持ちの悪い赤。

    とある豪邸を舞台に、三姉妹とそこで奉公する女中、4人の生と性、そして死が様々な映像演出で繰り広げられる。 人間の内なる美と醜悪。 赤と黒と白を基調に非現実的な現実の演出。 やっぱりベルイマン作品は何ともゾッとする。 その表現法は分かる気がするが、なかなか素直には受け入れ難い。

  • ヴァイス

    2.0

    観念的過ぎる

    画は美しい。よく抑制されたタッチの落ち着いたカメラワーク、編集。美しい美術。静けさを強調する音空間。演者の表情を捉えるクローズアップの多用。演技も素晴らしい。表現は繊細に見える。 しかし、映像表現として良さとは裏腹に、内容には少々疑問を投げかけざるを得ない。 後半、次女のアングネスが亡くなってから突然観念的になる。"言葉では説明できないような底知れぬ人間の感覚を表現している"というレビューがあったが、自分の観た感想としては、言葉で説明しまくりに感じた。「あなたが憎い」「愛してないから」「憎しみを抱いて生きる気持ち」などの台詞…とても観念的過ぎてついていけない。 この映画がズルいのは、抑えた演出と美しい画面で観客を「アートな気分」に引き込んだところで、こうした観念的な言葉で語り始める部分だ。自分は雰囲気に引き込まれながらも、後半の観念的な説明台詞で一気に引いてしまい、白けてしまった。全く登場人物に共感できず、また、内容は荒唐無稽に感じられて、"深い考えに浸る"こともできなかった。 ラストシーンで監督の意図はわかったが、それが言いたい為の内容がコレ?と思わずにいられなかった。

  • Kurosawapapa

    4.0

    凄烈な情動の叫び と 愛欲のささやき

    イングマール・ベルイマン監督の精神世界には、心から恐れ入る。 言葉では説明できないような底知れぬ人間の感覚を、見事に映像化するのだ。 本作のキャッチコピー↓ 『 人間の、女の、心の底にうごめく耐えざる性と死へのおののき。  とぎすまされた名匠の感性が、現代の孤独をあばく衝撃問題作! 』 この映画は、19世紀末、スウェーデンの大邸宅を舞台に、4人の女性の心の奥底に潜む、愛、孤独、性、死に対する情念を描き出した作品。 ・人間関係が虚偽に満ちている長女カーリン ・死に瀕している次女アグネス ・主治医と不倫している三女マリア この家に渦巻く、嫉妬、欲望、憎悪、欺瞞 、、、 重く冷たい人間関係。 そして、幼い娘を亡くしている召使いのアンナ。 聖母のような彼女の存在だけが、本作に光をもたらしている。 ベルイマン監督は、予感を上手く使う。 人の気配や、聞こえないはずの音によって、 何か起こりそうな予感を生み出し、見る者を深く深くへと誘っていく。 またこの映画は、 赤い部屋、 白いバラ、 黒い喪服 など、 赤 と 白 と 黒 によって構成された映画といってもいい。 特に “赤” に関しては鮮烈で、 フェードイン、フェードアウトの時の真紅の画は “炎” や “血” を連想させる。 闇から光を導くのではなく、闇からさらに奥へと足を踏み入れ、 登場人物の心底を暴き出していくベルイマン監督。 この映画を絵画に例えるなら、、、 赤、白、黒によって描かれた、暗澹な絵画。 そこには、目に見えない “負の感情線” が無数にコラージュされている。 そして、そこからは、 凄烈な情動の叫び と 愛欲のささやき が聞こえてくる、、、、 生死を超越し、人間の本性をえぐり出した、 ベルイマン監督ならではの圧倒作です! (INGMAR BERGMAN:No9/14 ) 今作の監督キーワード:「赤・白・黒の構図」

  • d_h********

    5.0

    ネタバレ連鎖

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • りゃんひさ

    5.0

    ネタバレ映画史上最も怖く美しい映画の1本

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 一人旅

    3.0

    ネタバレ本音(本質)を装うことはできない

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hir********

    3.0

    結構重い

    ガラスを持って妻が血まみれになるシーンの意味する物は何か。 それは旦那に対する嫌がらせだと言う事が分かる。 病床に伏せる女性の叫び。 幸せそうに見える家庭でも、その中はまるで地獄のような感じに見えた。 イングマールは人間の本質を描きたかったのではないだろうか。 神にすがっても所詮自分でどうにかするしかないと教えているような気がした。

  • じゃむとまるこ

    5.0

    張り詰める情念の緊迫感

    凄い、のひとことです。 19世紀末の大邸宅、各部屋の内装は”赤”で統一されている。 その中で繰り広げられる姉妹3人の愛憎劇。 赤の部屋、衣装は白、そして黒。 情念が頂点に達したときそれぞれの表情が赤一色でフェードイン、フェードアウト、これを繰り返しながら肉親であるが故の相克が、息苦しいほどに高まっていく。 死の床にある次女、その死に様がリアルに描かれるが正視に耐えない、肉親でありながら冷淡な長女と三女、12年にも亘って次女に仕えてきた召使いのアンナだけが親身に世話をするが、その姿は聖母のようにも思えてくる、いや、或る場面では明らかに聖母として描かれている。 人は何故この世に在るのか、この苦しみの果てに待っているのは次女のような末路なのか。 いや、そうではない、それだけでは決してないのだ、というこの上もない美しいラストが用意されているのだけれど、、、緊迫感に圧倒される傑作です。 姉妹を演じる、イングリッド・チューリン(怖い)、ハリエット・アンデルセン、リヴ・ウルマン・・・凄い方々です。 そしてベルイマンとタッグを組んでいる撮影監督スヴェン・ニイクヴィストの映像は素晴らしいです。 どこかで見た映像だなと思っていたら「存在の耐えられない軽さ」を撮った方でした。 ウディ・アレンとの仕事も多いようです。 音楽はバッハの無伴奏チェロ組曲・サラバンド、この曲の流れるシーンは無類の美しさです。 20世紀最後の巨匠と言われるベルイマン、今まで敬遠していたのが残念ですが、しばらく観たいとは思いません、インパクトが大きすぎました。 半年くらい後に、次の傑作を鑑賞することにしましょう。

  • じぇろにも

    3.0

    病床の娘

    北欧の森の緑

  • fbx********

    5.0

    恐い。

    人間の死生観を破壊しかねない恐さ。 存在そのものが揺らいでしまう感覚。 ベルイマンは並ではない。

  • fur********

    4.0

    理解するのではなく感じる映画

    正直、ストーリーはよく理解できなかった。 しかし、登場する女性たちのそれぞれの苦悩がずしりと感じられた。 なんかすごく重い。 赤と白が強調された映像で、赤が感情の昂ぶり、白が冷静や 穏やかさを表すのだろうか? なぜかすごく引き込まれた映画だった。 理解できなくても満足。

  • kod********

    5.0

    叫びもささやきも全て沈黙と帰す

    最初から最後まで、音楽が無い沈黙。 その内にある叫びとささやき、グロテスクな程の赤。 最後の一文が妙に心に残る。 ベルイマンの作品はこれと「野いちご」しか見ていないが、この二作品だけでも自らの脳内に強烈な印象を残した。

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