緯度0大作戦

LATITUDE ZERO

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緯度0大作戦
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(12件)


  • カーティス

    2.0

    せっかくのジョセフ・コットン来日も…

    ゴジラシリーズのスタッフがアメリカのプロダクションと合作したSF映画。緯度0にある理想郷を巡り、善と悪の対決が展開されます。 特撮映画に海外の役者が出てくることはよくありますが、本作はそんじょそこらの作品とは一味違います。なんてったって主演が往年の名優ジョセフ・コットン!正義のヒーローという役どころのため癖のある演技は封印されてしまっていますが、やはり存在感がありました。 また、敵のボスを演じるシーザー・ロメロの好演も印象的。宝田明や中村哲といった東宝映画のお馴染みの面子も、安定感のある演技を披露していたと思います。 そんな好調なキャストに比べると、内容はいまひとつ。緯度0の説明を重視するあまりテンポが悪くなってしまった演出、コミックタッチの内容にあまり合っていない重厚なBGM、ゴジラシリーズのスタッフが作ったとは思えないくらい酷い着ぐるみや、奥行きを感じないミニチュア特撮…。監督・音楽・特撮はゴジラやモスラを手がけた本多、伊福部、円谷の黄金トリオですが、その割にはパッとしない出来。 とはいえ、冒頭の海底火山のシーンは文句抜きに素晴らしかったです。本物と見まがうような特撮と、それをフォローする手堅い演出が冴えていて、見ごたえがありました。 そんなわけで、日米合作の利点を活かしきれなかった、残念な作品でした。本作が本多、伊福部、円谷のトリオで手がけた最後の作品なのだそうですが、これが最後というのはちょっと寂しいですね…。

  • oce********

    3.0

    遠い惑星での出来事

    アメリカと日本が共同で作り上げた特撮SF。 スタッフは当方でよく見かけるメンツが揃っているし、アメリカ日本双方演技のできるキャスト陣。 時折予算の少なさが見え隠れする。 特にコウモリ人間や大ネズミの着ぐるみだけではどうしても迫力が薄い。 まるで仮面ライダーと怪人が対決してるかのようだし。 それでも海底でのバトルだったり、先を見据えたラストの考察は中々。 タイトルが意味するところは何なのかも、しっかりと答えを出している辺りは優秀だ。

  • fic********

    5.0

    48年前に作ったとは思えないクオリティ

    予備知識なしに観ましたが、50年くらい前の邦画とは思えない 内容とクオリティの、夢がある映画、面白かった 無国籍感を出すためか、キャスティングもセンスいいと思った 雰囲気はスティングレイや謎の円盤UFOなど、イギリス映画っぽく感じた。 と言うか、まるで最後は初期の頃の007みたいなスパイ映画みたいでした(笑) 多少突っ込みどころもあったし、今リメイクすれば、もっと面白く 出来る気がします。 それにしても、円谷英二って本当にすごいですね。

  • rat********

    4.0

    古き良き時代の映画

     む~っかし、見た覚えはあるんですが、何しろ幼少の記憶なんで全然覚えてませんでした。ある意味、新鮮な気持ちで見れて良かったと思います。思いっきり楽しませてもらいました。  まあ、確かに今のCGで何でもアリの時代にはあまりにもチープな特撮の数々です。ライオンもネズミも着ぐるみ感丸出しですし、潜水艦も見るからにミニチュアです。  でも、そんな部分を気にさせない勧善懲悪のストーリー。見事な子供だましの展開です。  昔はこれでよかったんだよね。変にいじったストーリーでなく、直球ど真ん中で誰にでもわかる話。いや~、ホンっと面白かった。  ラストのオチとライオンの怪獣だけはなんとなく記憶の隅に残ってました。  東宝のゴールデンコンビ、本多監督と円谷特技監督の作品ですが、このふたりはやっぱりゴジラかな。ほかの作品では、あんまり印象がない。って言うより、自分がゴジラ大好き少年だったから覚えてないだけかも・・・。  この歳になって見直してみたら、この作品も十分面白い。映画が娯楽として、生き生きとしてた頃の一本です。  日米合作ということですが、登場人物に外人がいるだけで、思いっきり日本の映画だった。まあ、セクシーな金髪女性が出ていたってところがプラスかな。

  • 三丁目坂道

    4.0

    リメイク希望の最有力作品

    まさに、輝ける夢があふれる作品。 古今東西の著名な科学者や芸術家が、人知れず研鑽を積んでいる。 想像するだけでもワクワクしてしまう。 ただ、当時の視覚効果では見劣りする場面があるので、現在の技術を駆使してリメイクしてもらいたい。 また、あっと驚く豪華なキャストも魅力のひとつ。 さらに、ラストのオチも小粋だね。

  • lis********

    5.0

    今観ても凄いと思う

    円谷英二監督の特撮映画、海底火山噴火の映像の迫力にビックリ、西ノ島新島のニュースを見ているのでけっこうリアルだと思います。子供の頃観たときの記憶は潜水艦ぐらいしかなかったけど今見るとよく出来てると思う。アルファ号も良いが敵側の黒鮫号もなかなかカッコイイ、宇宙船艦ヤマトのガミラスの宇宙船みたい。女性ドクターの衣装もいかにもって感じです。 上演前のBGMにマイティジャックの曲が流れたのも雰囲気が盛り上がって良かった。

  • ムービークリニック

    4.0

    ほし よっつ

     もう40年前ほどの作品。今見ると苦笑するがなつかしいかという思いが入り乱れる。  だが子供の頃はわくわくだったのだ。  昭和の時代は脚本なんて(失礼)雰囲気が味わえればつじつまが合わなくてもあれはどうなった状態でも突っ走ってた時代。    円谷特撮の雰囲気。飛行物体のあの独特の音。海に浮かぶ船の描写。レーザー砲の爆破表現。円谷は実にいい。  今作はアメリカ合作にて雰囲気が初期の007シリーズを彷彿させる。    特撮シリーズが子供向けととられたような時代だが  大人むけとまじめに作ってる雰囲気はこの作品の特徴か。  ラストも難解でしたね。    

  • rit********

    5.0

    東宝特撮で異色の 哲学的作品!

    放射能の恐怖をリアルに描き世界的大ヒットになった初代「ゴジラ」。 ゴジラの「怪獣」要素はやがて子供向けへと変貌していった。 それに対し社会派作品として大人の鑑賞に堪える作品も作り続けた。 「日本誕生」「世界大戦争」「宇宙大戦争」「美女と液体人間」 「ガス人間第1号」「妖星ゴラス」「マタンゴ」等・・・。 その中でもこの「緯度0大作戦」は哲学的と言える異色の作品だ。 従来は地球に危機が襲い、それを世界中が協力して立ち向かい 地球に平和が戻る・・・というのが従来の定番なのだがこの作品は ユニーク(哲学的)な別の方法で世界平和を目指す。 しかし作品自体は娯楽性を重視し、従来の子供向けと一線を引くため 露出の多い金髪女性のコスチュームや、男女恋愛駆け引きのシーン、 屋内セットのシンプルモダンなデザイン、哀愁を帯びたクラシカルな 音楽など、アメリカナイズされた演出が新鮮で楽しめる。 もちろん忘れてならないのが円谷特撮! 主役の潜水艦アルファー号と宿敵黒鮫号とのバトルは海中を自在に 飛び回り特撮の吊躁演(ピアノ線)の極致である。 アルファー号海上浮上シーンは、おおっ!!MJ号(マイティジャック)! の名シーンを彷彿とさせる大迫力ではないか!! アルファー号の流麗なデザインは「先端ドリル戦艦」と一線を画する 孤高の存在だ。 驚愕のラスト・・・。 いやー、おもしろかった。 設定、ストーリー、脚本、美術、音楽、特撮・・・全てが「新しいものを創ろう」 という熱い思いが込められ、成功している。 「哲学的」部分をどう解釈するか・・楽しんでいただきたい。

  • tra********

    5.0

    ライオン君をいじめないでぇ!

    アバターを観たとき、宣伝してたのが、実写版「時をかける少女」、おおおお!。でだ、今回のレビューは実写版「時かけ」!…じゃなくて、タイムスリップした70年代の青年の部屋に張ってあったポスターの「緯度0大作戦」w。 日米合作の超SF巨編(当時)!出てくる外人さんたち、私よく知らないけど、かなり豪華らしい。そんで、監督:本多猪四郎、特撮監督:円谷英二、音楽:伊福部昭、岡田真澄が若くかっこいい、チョイ役の悪役でナマズ髭のハヤタ隊員がいる、外人俳優の吹き替えが納谷悟朗だ。…そそられるでしょ? 当時は大真面目だったであろう、おとんちな設定・コスチューム・怪人たちで大いに笑えます。でもねミニチュアワークはかっこいいぞ。CGには到底かなわないが、もう観ることのできない職人の技を堪能できますね。設定に無理はありまくりますが、話の筋も面白い。こういう映画、私大好きっす。 悪役もいい味だしてるぞ。ライオンの体とハゲタカの羽とお払い箱にした愛人の脳みそで作った合成怪獣グリフォン。ライオンもハゲタカもあからさまなぬいぐるみだ。ぐははは…と笑いながら、ぬいぐるみのライオン君の脳天に逆手に持ったメスを突き立てるマッドサイエンティスト。きっと別な意味での恐怖を味わえるでしょう。 切り裂くような鳴声とともに現れる忘年会の余興のような蝙蝠人間たち、とそれにベタで怯える娘さん。油断してると茶吹きます。なるべくお友達同士で見ましょうね。盛り上がるよ、きっと。保証はしませんけど。 α号と黒鮫号、万能潜水艦同士の対決や潜水艦のフォルム、海底にあるユートピアなどのコンセプトはアニメ「ふしぎの海のナディア」でパロ、いや、モチーフにされとりますので、ナディア好きの方ならぜひ抑えておきましょうね。にやりとしますよ。 あと「マイティジャック」(歳がわかるな)のマイティ号の原型ともなったα号がマジでかっこいい。ミニチュア然とはしているものの、しぶきをあげて海から飛び立つ時のかっこよさといったら、もう、あなた。 たまには、古い邦画のSFをでっかいスクリーンで観たいな。「妖星ゴラス」だとか「マタンゴ」とか「海底軍艦」だとかさ、東宝さん、もっと頻繁にイベントやってよ。わたしゃ、ちょいとCG映画には飽食気味なんでね。 CGよりピアノ線が見えるミニチュアの方が好きな人もいるんすよね。レビュアのなかにも少なからずいらっしゃるでしょ?

  • mal********

    2.0

    中山麻里はずっと叫んでいます。

    1969年に公開された東宝特撮映画です。 海底探査艇が海底火山の爆発によって破壊寸前のところに、謎のα(アルファ)号という潜水艦(でいいのかな?)に救助され、探査艇の乗員3人は海底地底都市に案内される。そこは権力も闘争もない自由で平和に満ちた世界だったが、マッドサイエンティストのマリク博士はそれが気に入らず、数名の理解者とともに日々改造人間を作り出し、地底都市の平和を破壊しようとするのだった・・・。 というのが、おおまかなストーリです。本作は私が幼少時代テレビの野球中継が雨天中止の時によく放送予定にされていた映画で、子供心に野球が中止になった方がよいと思っていたのを覚えております。 が、実際に本編を観たのはこれが初めてで、特撮映画は好きな私ではありますが、次々に登場する夢の装置や技術はまだ良いとしても、マリク博士がやっつけ仕事的に作り出したコウモリ人間やグリフォン(どんな生物か気になった人はウィキで調べて下さいませ)果ては何しに登場したのかわからない大ネズミの登場、そして着ぐるみそのままのライオンの登場に至っては観客へサービスというよりも、逆に詰め込みすぎ感を抱くしかありませんでした。 もっと整理したストーリーで観たかったというのが私の本音です。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレどうして怒らないと思ったのだろう?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ハタケ(B君(永遠の能條推し))

    3.0

    東宝特撮映画コレクションより

    東宝特撮映画コレクションを買わなかった人の為に、解説&みどころより。 1965年から67年にかけ、『フランケンシュタイン対地底怪獣』『フランケンシュタインの決闘 サンダ対ガイラ』『キングコングの逆襲』と、海外市場を視野に入れた作品を次々に製作し国際的な成功を収めた東宝は、67年6月には政府から輸出貢献企業認定証の交付を受けるまでになった。こうした状況を踏まえて米国のドン・シャープ・プロダクションから共同製作の申し入れを受け、当時の日本映画としては破格の制作費3億6千万円を投じた日米合作超大作として1968年に始動したのが『緯度0度大作戦』の企画である。 脚本はテッド・シャードマンによる原案を基に、関沢新一が潜水艦同士の死力を尽くした追跡戦などを加筆した初稿を執筆した。田中友幸プロデューサーはこれを携えて日米を往復、改訂と交渉の末に合作契約の成立に漕ぎつけた。  製作発表の席上、円谷英二特技監督は「特撮費だけでも約1億円はかかるだろうが、私としてはアメリカの映画ファンが見て、幼稚じゃないかと思われるような特撮はやらない。趣向の変わったキメ細かいものを披露したい」と抱負を語り、本多猪四郎監督は「ストーリーの展開からみて海外ロケの必要はないが、そのかわり合成場面が多くなろう。問題はフィルム構成で、これまでより何倍もかかると思うが、大方の期待に応えるよう努力したい」と意気込みを披露している。出演者にはハリウッドの伝記的名優ジョセフ・コットン、シーザー・ロメロらを紹聘、日本側からは国際派の人気俳優として宝田明、岡田真澄らが一歩も引かぬ熱演でこれに応じ、日米スターの豪華共演が実現した。

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