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宇宙快速船 (1961)

監督
太田浩児
  • みたいムービー 2
  • みたログ 9

2.57 / 評価:7件

ニュー東映

  • 諸星大五郎 さん
  • 2009年1月7日 22時29分
  • 閲覧数 558
  • 役立ち度 38
    • 総合評価
    • ★★★★★

 映画ファンとは因果だ。

 ヨメと海へドライブに行った時のこと。
天気晴朗なれど波高し。
どっぷーんと大波が押し寄せては、岩に砕ける。
なかなか荘厳な磯部の風景に、車から降りて、俳句でも詠もうか。
荒波の大岩を眺めていたところ
ヨメが大きな声でのたもうた。

「東映みたいだ」

ぶはははは 富士山は「松竹みたいだ」かい!



 映画ファンなら皆さんご存知、東映のマーク。
△の上が切れた奴に縦書きで「東映」
これが波の砕ける岩にオーバーラップして
物語のはじまりはじまり。

 ところが本作、まったく見慣れぬマークがでる。
バックはもくもくとした噴煙。
△の上が切れた奴に、縦書きで

「ニュー東映」

 おおー、これが噂の第二東映作品か。
ワシは初めて観たこのマーク。

 1960年、テレビなどなにものぞ、あんな小さな画面になにができる
映画隆盛は続くのじゃ!とばかり、当時の東映は、
映画増産のために、第二東映、いわゆる「ニュー東映」を設立。
しかし、これが時代の読み違えという奴で、映画はテレビに負けて
あっという間に斜陽産業に。
「ニュー東映」はたった2年で撤収…

その2年間で撮られた映画のひとつが本作「宇宙快速船」だったのね。

これ、内容は、まったく手抜でございます。
わざとらしい棒読み少年団とアメリカ映画パクリの宇宙人
千葉真一さんの若いころが観られるのがせめてもの救い。
この当時から、ぴしっとキメポーズしてたのね千葉ちゃんって…

 この6年後にTVで「マグマ大使」が出てくるけれど
はるかに面白い。TVのウルトラQの方が確実にクオリティーが高い。
TVの方が凄いなら、お金払ってわざわざ映画館へは行かないよなぁ

 かつて「ニュー東映」という会社を設えて
岩に砕ける波のように散ってしまったこと
東映さん、忘れないでいてくださいね!

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