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宇宙大怪獣ギララ

宇宙大怪獣ギララ

THE X FROM OUTER SPACE

88

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4.0

意外な拾い物

火星探検隊が宇宙空間で拾った物質が、地球上で怪獣ギララになり、破壊の限りを尽くします。 前半はもっぱら火星探検隊の話で、謎の円盤に行くてを阻まれた探検隊が、いかにして火星探検を成し遂げるかという展開になるかと思いきや、宇宙船に謎の物質が付着するや、火星探検はさっさとあきらめ、地球に戻ってきちゃいます。 謎の物質から怪獣が出現するや、謎の円盤やら火星探検のことなんかけろりと忘れ、怪獣退治のお話となります。 いったいあの謎の円盤はナンだったのか、結局最後までわからずじまい。 何のために火星探検を阻むのかも、ギララと円盤の関係もわからないままに、怪獣退治に気をとられて終わってしまいます。 ずいぶんとむちゃくちゃな映画ですが、なにしろあの松竹が怪獣ブームに乗って作った代物ですから、慣れていないということで、優しく見てあげましょう。 でも、むちゃくちゃな展開とは裏腹に、特撮のほうはなかなか手が込んでいます。 ミニチュアの出来もいいですし、怪獣ギララのスクリーン上でのアングルにも工夫が凝らされています。 『ゴジラVSビオランテ』の鳥瞰アングルのゴジラの映像に驚いたものですが、そんなのはこの映画でとっくにやっていたんですね。 宇宙基地や破壊されつくす町並みも丁寧に作られていますし、特撮に限って言えば拾い物の逸品ではないでしょうか。 だれもが、とっくにこんな怪獣のこと忘れてしまったと思ったら、このたび松竹では新作を作るとか。 びっくりしました。 ついでに言っときます。子どもの頃、ギララのプラモデルも持ってました。

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