あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(12件)
- Obst
5.0点
1964年に「週刊漫画サンデー」に連載して、1974年に映画化。 小松左京の未来感は今ひとつ理解されていないと思うが、小松左京が由美かおる推しだったために、永久補完の映像ができました。 劇中、8回衣装を変える由美かおる。(裸体あり) 海外ロケのシーンと、日本の中のヨーロッパ風景を混ぜて上手に異国感が出てます。「高原にいらっしゃい」の八ヶ岳高原ヒュッテも登場。由美かおるはこのホテルに縁がありますね。 草刈正雄がとにかくナイーブなイケメンでキュンキュンします。 藤岡弘のワイルドな眉毛と、演技としてのカッコいいアクションは最高です。 変な倉庫で草刈正雄が閉じ込められて殺されそうになるけど、効率が悪い。そこに、車がドシャーンと入って来るのだけど、そこのアクションも見どころ。 1974年に映画館で上映した時は「伊豆の踊子」と二本立てだったという。 山口百恵ファンの中学生がこの映画の由美かおるの体当たりの演技を見た時は、きっと衝撃だったと思う。内容は覚えていないのではないか。 園子温の「みんなエスパー」が変なシモネタ満載なのは、きっと「エスパイ」を見た衝撃を映像にぶつけたに違いない。いや、知らないけど。 主題歌「愛こそすべて」 尾崎紀世彦 も、いいのですが、京 建輔の音楽が特にいいです。
- her********
4.0点
時代を考慮すれば、後半の畳み掛けるアクションの連続は素晴らしい。 ・倉庫内での銃撃戦 ・国際会議場?での崩落シーン ・ラストの超能力合戦 そして、 由美かおるの至宝の「おっぱい」。 これで文句なし。
- pin********
3.0点
この『エスパイ』、超能力者のスパイ戦だなんて、最近のハリウッドでいくらでも作られそうな題材。 1974年に作っていたってことが素晴らしいではありませんか。 ただし、超能力の表現は何とも安っぽい。 それに、登場する超能力がほとんどテレキネシス(念動力)というのもおさみしい限り。 その点、筒井康隆の『七瀬ふたたび』なんかは、予知能力、透視、タイムリープ、そしてテレパスと、超能力者がこれでもかというほど出ていましたよね。 それでも『Xメン』が怪獣大会みたいだったのに比べると、SFとしてはずっと格が上って感じではあります。 それどころか、この作品、なかなかの本格SF+スパイアクションで、しかもお色気まで絡んで、なかなかのエンターテーメントだと思うんですよね。 …でも、いかんせん、当時の日本映画の限界だったんでしょうね。 いや、たぶん、あの時代、ハリウッドが撮ったって、こんなもんだったのかもしれません。 国際エスパー組織と言う割にはほとんど日本人。 しかもほんの数名。 対する敵の反エスパイ集団もやはりほんの数名。 とても世界的な野望を抱けるような組織とも思えんのです、…そして、その戦いもどこかピント外れのようなところが泣けます。 エスパイの面々、どこか漫画調の人が多いんだけど、草刈雅夫なんか何の役に立ってんだろうって気がします。 で、なんてったって由美かおるです。 市川崑の『火の鳥』を見たときには、彼女、火の鳥の生き血を飲んでるんだと思ったけど、本当は彼女は歳を取らないというエスパーなんだろうと思いました。 で、やっぱ、この映画…オッ○イぼよよんのシーンが一番なんでしょうね。(みなさんおっしゃるとおり…) なんだかんだ言って、実はそれだけの映画だったりして。 小松左京のSFって、あんなに発想豊かで面白いのに、どうして映画にするとこんな風になっちゃうんだろう。 ほんとうに、映画においては不幸な人なんだなと思います。 まあ、『日本沈没』(もちろん旧作)はヒットしたし、それなりに見ごたえはあったけど。 そうそう、冒頭のタイトル文字は恰好よかったです。
- kom********
2.0点
34年ぶりに見ました!当時流行った超能力者の映画です。12歳の時にロードショウで見て!たしか山口百恵の伊豆の踊り子と同時上映だったと思います。今だに由美かおるのヌードシーンだけは覚えていたのですが・・当時のオーバーアクションの藤岡弘を見ているとおもわず変身しろ!と思ってしまいますね~!草刈正雄や加山雄三(演技へただな!)若山富三郎とキャストはすごいが映画は退屈でした。見せ場はやっぱり34年たって今見ても由美かおるでした。かわいい~です。
- abu********
2.0点
世界を舞台にした壮大な迷作です。 観る前は超能力者同士の超能力対決を期待していたのですが、 そういう予想は見事に裏切られました。大半が銃撃戦に終始していて、 超能力は時折地味に登場する程度。目がキラ~ンと青く光るとか、 終盤の建物崩壊シーンとか、時代を感じさせる特撮を披露してくれます。 この時代の俳優さんは、みんな顔が濃いですね~。 超能力それ自体より印象的なのは、やっぱり由美かおるのおっぱいシーンですね。 ムーディーな音楽に乗って、悩ましい服装でなやましい踊りを披露したかと思うと、 変な黒人が出てきて突然おっぱいポロンですよ。なんじゃこりゃ!と。 たぶん制作者は、本当は超能力よりもこれが撮りたくて映画作ったんじゃないのって。 僕の超能力、第六感がピ~ンと来ました。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。