狼の紋章
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(7件)
- rat********
5.0点
久しぶりに鑑賞しましたが、面白かったです! いかにも昭和の映画なんてレビュータイトルにしたんですが、当たり前ですよね。昭和の映画なんですから。 「銀魂」でギャグとして使ったオープニングの歌ですが、こちらは真剣(マジ)で歌ってます。当時はかっこよかったのかもしれませんが、今ではやっぱりちょっと吹き出してしまう。 そして、本編ですが、原作小説は未読です。自分の中ではこの映画だけでの評価となるんですが、ホンっと、大好きな一本です。 まず、主役の志垣太郎さん。今でこそ、天然オジさんとしてバラエティなどで活躍していますが、若かりし頃はかっこいいです。まさにイケメンの二枚目俳優といった感じでしょうか。 そして、もう1人。今は亡き松田優作さんのデビュー作でもあるんです。この頃から存在感が半端ない!まぁ、個人的に好きだってのもあるんでしょうが、主役以上に目立っていると自分は思ってます。 それから、昭和の映画でお馴染みの学ランを着たオヤジ達。もちろん、学生の役なのですが、どう見ても学生には見えない。ワルという設定なんで多少老けていてもいいのかもしれません、映画ですから。そもそも、学校に日本刀掲げて登校するってこと自体がフィクションの極地じゃないでしょうか。 それにしても、自分はこの昭和の雰囲気が好きですね~。何か異様に生々しい映像って気がします。フィルムってのもあるんでしょうが、画質といい、画風といい古臭さがいいです。 学校内でレイプ事件なんてのも、ストレートな映像で表現されてます。今じゃ、この撮り方はできないんじゃないでしょうか。AVみたいですから。 ただ、狼男のマスクがちょっとね~。チャチな作りで興ざめしちゃいますが、当時の技術では仕方ないかな。ここだけはちょっと我慢って感じでしょうか。 それにしても、昔の映画ってこんなにポロポロ胸出してたんですね。最近はテレビでも見れなくて残念です。あの頃は良かったな~。
- ぴーちゃん
4.0点
1973年東宝。あの、松田優作のデビュー作がこれであります。あ、断っておきますが優作は主演じゃありません。主演は志垣太郎で優作は敵役、羽黒という究極のワルを演じています。 実はこの作品、友達と映画館に見に行ったはいいんですが、体調が悪くなってしまい始まってすぐにロビーに出てしまい、まるで観ていません。(オイラのことはお構いなしで(^^;))ずっと観ていた友達にあとで「どうだった?」と訊くと「すっごく面白かった」という答えが返ってきたので、悔しかったのを覚えています。後にも先にも映画館で気分が悪くなってロビーに出たなんてことはこのとき限りなので、オイラにとってはいわく付きの映画だったわけです。 ひとことでいうと、学園怪奇バイオレンスといった感じですか(^^;)キワモノの類にはいることは間違いないと思いますがオイラは結構面白かったデス。かなり原作に忠実な映画化になっていますね。原作は平井和正さんの同名小説なんですが、オイラが読んだのは小6か、中1の頃で当時としてはかなり刺激の強いものでした(^^;)クロや羽黒はかなりエグイキャラで怖かった覚えがあるんですが、映画では優作の羽黒はともかく、クロは薄っぺらいキャラになってました。 なにより、青鹿先生に全く魅力が感じられない(^^;)完全なミスキャストのように思えるがなぁ。主演の犬神明役の志垣太郎はまぁまぁ。 松田優作はチト表情が硬い感じで、獰猛さという点ではやや物足りないですが、冷酷ぶりはなかなか堂に入ったものがありました。優作が犬神明やったほうが野性味があって良かったかもね。 狼のマスクのちゃちさにはおかしさを通り越して微笑ましさすら感じてしまう。当時はこれでも精一杯だったんだろうなぁ、みたいな。 いまの技術でリメイクしたら、わりと面白いポジションをキープできる映画になるんではないかなー、などと思ってしまいました。いまだったら、主演はちとでかいが東出昌大と青鹿先生壇蜜あたりでどうだろうか?
- リース君
3.0点
このシリーズは、学生の頃に読み面白すぎてほぼ当時のモノは読破しました。 映画化になっている事をしりDVDで今回みました。思っているイメージとはちょっと違いましたが当時としたら結構がんばっているかなという感じです。 最初の部分を見てどうなのかなと思ったのと狼になるイメージがなんとも現実に引き戻され残念!。 今やったらイメージに近い物ができるのではないかと思いますのでTVシリーズ(怖すぎ)とか映画でもやって欲しい作品です。 松田優作はデビュー作品ですが全く変わらない感じで存在感ありすぎでした。 狼の血を輸血して欲しい(笑)
- やふお
4.0点
原作ぶち壊しの駄作だと思ってましたが、結構忠実で驚きました。 まあ特撮がちゃちいのは時代考えれば当たり前ですから、あんまり気になりませんでした。 寧ろ頑張ってる方じゃないでしょうかね~ 変身後のアップだけは、ライオン丸やタイガーセブンを思い出しましたが(笑 志垣さんは喋らなければ、結構ハマってたと思います。 特に髪型は個人的にイメージ通りでしたね。 松田優作も存在感抜群でした。 あんな高校生居たら恐ろし過ぎますよ… 青鹿先生演じた女優さんは凄かった。 裸になるわ、優作に投げまくられるわ本当に体張ってます。 神明の黒沢が一番ミスキャストだったような気が(^_^;) 狼のかぶりものさえ我慢出来れば、そこそこ楽しめると思いますよ。
- syu********
3.0点
人狼伝説”に材を得て書き下した平井和正のSF小説の映画化。平井和正氏の人気作「ウルフガイシリーズ」。その中でも最初期のヤングウルフガイ「狼の紋章」学園バイオレンス映画ウルフガイの醍醐味である獣人化現象。犬神明に志垣太郎、羽黒獰にはこれが映画デビュー作となる松田優作でした。 犬神明と松田優作の対決シーン。美人教師が止めにはいると松田優作が一喝。「男と男の勝負なんだ!」この頃から凄みがありました。とにかく夢でうなされそうな濃い1本。薄味で女の子に媚びを売っている今の映画に物足りなさを感じている人、そんな人にはこの「狼の紋章」を。 松田優作は1989.「ブラックレイン」でその全てを出し切った。彼はこの映画の中で凶暴なやくざを演じる。若造・松田優作は、一歩も引けを取らず凄みを出しました。殺戮シーン、殺意の表情、狂気の視線・・・まさに主役を喰った演技だった。ラストシーンのニックと佐藤の一戦の舞台である葡萄畑農場は、日本国内という設定ではあったが日本の農地の風景ではない。
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