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女バトルコップ (1990)

LADY BATTLE COP

監督
岡本明久
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  • みたログ 8

2.40 / 評価:5件

昭和の香り

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2019年11月23日 0時35分
  • 閲覧数 26
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

「ターミネーター」の日本公開が1985年。「ロボコップ」が1987年。
 サイボーグ・ヒーロー人気が高まりつつあった1990年、同じコンセプトで作ったってハリウッドに勝ち目がないのは自明なので、それじゃあヒーローをカワイくてスタイル抜群の女性に置き換えたら、アイドル好きの日本人にならさぞかし歓迎されるだろう、と考えて作った作品がこれ。
 以後、「アイアンガール」だの「片腕マシンガール」だの「実写版キューティーハニー」だの、色んな形で同じコンセプトの映画が量産されるようになった、その最初の作品です。

 ま、しかし、そういう一番乗りの功績はあるとはいえ、今の目で見て本気で楽しめる作品ではもはやないのは、明らかです。
 幼稚なストーリー展開。へたな演技、演出。
 本気で採点したら、誰が採点しても☆1つか2つしかつけないでしょう。

 それでも私がこれに☆3つつけるのは、この映画にムッとするほど濃厚に漂ってる昭和の香りが、大好きだからという個人的な理由です。脚本も演出もドヘタなのが、逆にかわいくて、なつかしい。

 中村あずささん、女優として絶頂の時期に結婚してサッと引退されたので、映像には美貌と抜群のスタイルばかりが残っています。これでこそ永遠に劣化しない本物のアイドル(偶像)ですね。
 ロボ・スーツで登場したのではこの清楚な美貌と抜群のスタイルが台無しなのが残念ですが、まあそこはいいとしよう。

 和製シュワルツェネッガーと評価の高い松田優さんが敵のアマデウス役で出ていますが、ターミネーターと比べると全然見劣りするのは、これは演出のせいですね。
 身体能力の点では松田さんはシュワちゃんを百倍も上回っています(シュワちゃんは見た目がカッコいいだけで武道などの心得はまるでないし、動きはきわめてドンくさいです)が、それだけで観客が熱狂するわけではないことが、これを見てるとよくわかります。
 アマデウスは実に表情豊かなので人間にしか見えない。対するに、ターミネーターのシュワちゃんは、どんな状況でも眉ひとつ動かさない冷酷な表情を貫いてる。これが、彼を機械に見えさせる勘所です。
 こういう演出が、この映画はじつにヘタです。

 余談ですが、佐野史郎さんが冷酷な敵のボス役で出てるのが、今見ると感無量です。
 今ではコメディもシリアスも何でもこなす実力派俳優さんですが、この当時はこういう不気味な悪役ばかりで出ておられたのが懐かしい。

 ま、何かで見る機会があったとしても、今の人たちには私はあんまり見ることをお勧めはしません。腹が立つのが関の山でしょう。でも古い映画ファンには、今でもけっこうウケるかも。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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