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ガス人間第1号 (1960)

THE HUMAN VAPOR

監督
本多猪四郎
  • みたいムービー 13
  • みたログ 177

3.87 / 評価:90件

愛する者のためだけに…。

  • ジャビえもん さん
  • 2021年9月28日 20時09分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

ラスト、ガス人間のためだけに舞う、八千草薫さんの踊りに胸打たれました。

誰にも見てもらえなくていい。愛する人が見てくれるなら、その人のためだけに、自分は踊る――。
泣けました。

そうですよね。芸術って、それでいいのかもしれませんね。
みんなに共感してほしいと願うものの、叶えられない。でも、この世でたった一人、愛する人が理解し、共感してくれるなら、それで幸せ…。
そんな境地にたどり着きたいものです。

観るまでは、こんなにいい映画だなんて、知りませんでした。
これ、名作ですよ。
できれば、ガス人間と八千草薫さんの恋愛を、もう少し掘り下げてほしかった。
ガス人間の挫折なんかも、もっと掘り下げれば、彼の言い分にももっと共感できたでしょうし、八千草薫との愛が育っていく過程がもっと丁寧に描かれれば、ラストの悲劇も、号泣ものの感動的なクライマックスとなったのではないでしょうか。
この時代、二本立て興行をしていたらしく、そんなに尺をとれなかったようです。惜しい。

それにしても八千草薫。
すんげえ可憐です。
最初に出てくるところなんて、うへえっ、と声を上げてしまいました。
初めは般若のお面かなんかをつけていて、それをとってお顔を現すのですが、お面とのコントラストもあって、その美しさに圧倒されます。

それと、音楽も素晴らしい。
「ウルトラQ」とか「ウルトラマン」の音楽が、そのまま使われています。
というか、その逆ですね。この映画音楽を、「ウルトラQ」とか「ウルトラマン」に流用したということらしいです。
もの悲しさと不気味さを併せ持った、耳に残って離れない楽曲が、この映画の雰囲気を一層際立たせています。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
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  • ロマンチック
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  • 切ない
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