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ガメラ 大怪獣空中決戦 (1995)

GAMERA: THE GUARDIAN OF THE UNIVERSE/GAMERA: GIANT MONSTER MIDAIR SHOWDOWN

監督
金子修介
  • みたいムービー 61
  • みたログ 896

4.13 / 評価:431件

怪獣映画好きが本気で作ると、こうなる。

  • とみいじょん さん
  • 4級
  • 2019年7月20日 21時50分
  • 閲覧数 744
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

好きこそものの上手なれ。低予算が何だ。

TVが製作に絡んでいる映画には失望させられることが多いけれど、この映画は日テレの力が効いている。
 本物の報道の底力
 当時の報道番組やワイドショーで活躍されていた方が次々に出てくる。
 それだけで、そこに起こっていることにこれだけリアリティーをもたらせるのか。すごい。

 そして、本田氏。アクの強さは抑え気味だが、コメディリリーフ的存在として、目が離せない。
 そして、その横にいる長谷川氏。本田氏が何やっても、それを漫才コンビのように受けるでもなく、己のスタンスをひたすら崩さない。なのに、間合いが良く、”コンビ”として成立している。本田氏だけだと浮いちゃうけれど、長谷川氏がいい緩衝材になっている。なんてすごい存在なんだ。
 本郷氏の出演も、かっての怪獣映画を思い起こさせてツボ。

そしてガメラとギャオス。
 どちらもクリクリおメメがかわいい。
 ガメラのことを、映画の中では誰も「亀」と言わない。ひっくり返って足をバタバタさせる様すらあるのに。「どう見ても亀だろ!」と心の中でツッコミ。なのに、橋で主人公を逃がす場面では、逃げたか確かめてうなづく場面もあったりしてかわいい。
 ギャオスの方は動きに迫力がある。画面に向かって飛んでくる様。商店街で犬を襲う様。なのに、成長するシーンでは大爆笑。

そんな、台詞にはないが、脚本に仕込まれたギャグも効いている。

そして皆さん絶賛の、ギャオス on 東京タワーの美しさよ。

ツッコミどころも満載。
 職場規範、それでいいんかい!とか、
 巫女?で、お子様向けだからか「お父さん」と力を合わせてパワーを送るって(笑)。
 いきなり宇宙ですか?まあ、確かに『空中決戦』ですが…。でも、決着したのは…。
 他にも、あれもそれも、いろいろ…。

そんなツッコミどころも、狙った胸躍るオマージュ・お約束どころや、あえてのギャグですか?と言いたくなるほど、脚本と演出と映像がうまくかみ合い、飽きさせない。

出演者も、すでに上に記した方々以外にも、蛍氏や、ワンショットしか出ない商店街で襲われそうになる婦人や自衛隊関係者役の方々がしっかり演じてくださり、作品を支えている。

そして、エンディングは爆風スランプが、その世界観を歌い上げる。
 コミックバンドとも評されたこともある実力バンド。勢いのあるビートとサウンド、なのに、伸びのあるだみ声が、言葉一つ一つを丁寧に聞かせ、神話と地を繋いでくれて映画の余韻に浸らせてくれる。


怪獣映画も、本当に好きな人々が本気で作ると、こんなに楽しめる作品になるんだなあ。
こんな映画なら何度も見たい。



ps:報道系のキャスターたちが報道する様を見て、普段でもフェイクニュースを、この映画のように本物っぽく伝えられるんじゃないか?と怖くなった。
 最も、数々の大災害の時の実況報道と比べると、やっぱり、”ヒリヒリ”とするような緊張感が足りない。災害に関しては騙されないで済みそうかな。

詳細評価

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