もし初めて見ていたら
- mur***** さん
- 2019年7月15日 8時23分
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- 総合評価
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』はあまりにも馬鹿馬鹿しく腹立たしかった。ラドンやモスラ、キングギドラを本来より弱く設定する一方、ゴジラには下駄をはかせて強くした。そして最後にゴジラはキングとなったと他の怪獣たちの前で誇らしげに咆哮する。ギドラとの勝負は最初でついている。もしギドラがとどめを刺していたらゴジラは死んでいた。
同様に日本でもゴジラは1984年に、第一作の『ゴジラ』以外の作品はなかったことにしてリメイクされたとのこと。その際に他の怪獣たちも設定され直されてしまった。モスラはまだましですが、ラドンとキングギドラはゴジラより弱くなってしまった。私はゴジラより強いラドン・キングギドラを見て育ったので、この作品は一度レンタルでキングギドラがゴジラだけに負けるのを見て嫌になり無視していました。けれどハリウッド作品がひどすぎるので、もう一度この作品を見てみました。キングギドラは宇宙怪獣でなくなり、核実験の影響で地球で生まれ未来人に操られる、一方ゴジラは放射能を吸収して強大となる。両者の対戦はキングギドラ優勢だったのが、未来人のコントロールが失われたとたん、弱体化して無残にゴジラに敗北する。
最初に登場した『三大怪獣地球最大の決戦』ではゴジラ・ラドン・モスラが力を合わせてやっと撃退するほど強かったキングギドラ。その設定が仇となり、日本でもハリウッドでも、何とかゴジラだけでキングギドラに勝てるように苦心したのが分かり、それには敬意を表します。
設定され直されたのだから、好きにやれば良いのでしょうが、ハリウッド作品ではキングはゴジラなのでキングギドラとはせず、単にギドラと呼ぶように、この作品でも、キングの名前は外していただきたかったですね。
私も、これが初めて見た作品なら、よくできた怪獣映画だと思い楽しめたことでしょう。
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