ゴジラと怪獣キングギドラとの壮絶な戦い
- bat***** さん
- 2019年9月3日 19時40分
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- 総合評価
30年近くも前の作品なので仕方ないのですが、SF描写はちょっと厳しい・・・
正直、失笑してしまうレベルでした。
タイムトラベルに関しても、ツッコミどころはあります。
ただ、「未来では日本が世界を支配する」という設定は、当時の日本のバブル景気を感じさせて興味深い。
今見ると、バブルに浮かれる日本人にゴジラが喝を入れに来た様にも見えるんですよね。
その時々の日本に対する批評的な視点を入れるのが、ゴジラ映画のマナーですし、バブル景気に対して批判的な目線を持ち合わせていた大森一樹監督には感心させられました。
キングギドラに関しては、未来人の操り人形みたいで、あまりピンと来なかったんですが、やっぱり再登場時のメカ化がアツいですね。
ただ、最初から最後まで人間に利用されて終わるので、なんだかゴジラ以上に不憫な存在に思えてしまいました・・・
自分の意思で暴れるギドラも、見てみたいものです。
「最先端を描けば描くほど、時代の風化に晒される」というSF映画の悲しい運命を実感する作品でしたが、逆に言えば、それだけ時代を映した作品とも言えるでしょう。
日本社会だけでなく、懐かしい外国人タレントだったり、「ターミネーター」や「エイリアン」など流行の映画の影響も見て取れたり・・・とにかく時代を感じさせる作品でした。
感情が載ってない声で発せられる日本語や、アンドロイドM11のダッシュには、爆笑でした。
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