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上映中

ゴジラVSキングギドラ (1991)

GODZILLA VS. KING GHIDRAH

監督
大森一樹
  • みたいムービー 12
  • みたログ 643

3.41 / 評価:231件

裏の主人公

  • gfueyrgb847 さん
  • 2011年6月8日 21時01分
  • 閲覧数 880
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画の主人公と言えば豊原功輔(今や名脇役の一人)演じる寺沢青年
あるいは中川安奈演じるエミーと名乗る日本人の子孫
そして当然ながらゴジラを挙げるのが普通なのだろうが
他に主人公と呼ぶべきキャラクターが2人(?)存在する。
観た人ならお分かりだろうが、土屋嘉男演じる新堂靖明と
恐竜・ゴジラザウルスの事である。
この作品からこの2人の話を抽出すると・・・

太平洋戦争末期、小さな島・ラゴス島の守備任務という極限の中でこの2人が出会う。
この頃の恐竜・ゴジラザウルスはその見た目に反して温厚で
新堂達もそれを理解し駆逐しようとはせず、互いに不可侵な共存をしていた。
しかしそんな彼らにもやがて戦火が振り掛かる。
両隣の島は既に玉砕し、援軍も望めず死を覚悟した新堂達だが
突如凶暴化した恐竜は上陸してきた米兵を蹴散らし
艦隊の砲撃に致命傷を負いながらもついに占領を諦めさせ結果的に新堂達の命を救う。
そして恩人を見捨てなければならない不甲斐なさに涙しながら
感謝の辞を述べ、去っていく新堂達。
そして現代、日本興隆の立役者となっていた新堂は
未来人の陰謀・キングギドラという脅威に直面する。
恐竜=ゴジラと知りながら、なお救世主と信じ彼を復活させようとする新堂。
彼の思惑通り、再び恐竜に救われたかに思えたのも束の間
今度はその恐竜が彼の築いた日本の繁栄を壊す脅威へと変わる。
そんな運命のいたずらに無念を感じつつゴジラの進路に身を置く新堂。
そして新宿でかつての新堂少佐と恐竜は50年越しの邂逅を果たす。
巨大企業の会長、ゴジラとなってもなお、記憶に残る互いの姿。
そしてかつて新堂を救った恐竜は容赦なく彼を消し去さった。

作中では完全にサイドストーリーな扱いなのだが
とにかくこの2人の一生が壮絶すぎて、ただただ圧倒されてしまう。
そして様々な感情が集約されており、以外に深いのだ。
何よりあのゴジラが目に涙を浮かべるのは後にも先にもこの作品のみ。
そしてその直後、新堂に熱戦を放ったのはゴジラだったのか
それとも恐竜だったのか
その辺を考えて観るのもまた深みが増して面白いと思う。

「どうせ私の人生はラゴス島で終わってる。あの恐竜のおかげで生き延びた。
私が築いたこの国の繁栄を、同じ恐竜がゴジラに姿を変えて壊しに来たかと思うと
皮肉な話だなぁ・・・。」

詳細評価

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