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ゴジラVSデストロイア

ゴジラVSデストロイア

GODZILLA VS. DESTROYAH

103

rjf********

4.0

ネタバレドラマ以外は五つ星

メルトダウンというアイディアは良いが、ゴジラの最期にしては役者が軽過ぎる。また、説明的と言うか、悪い意味で演劇じみた台詞が不自然でドラマが冴えない。しかし、所詮は怪獣映画。怪獣の暴れるシーンが良いので目をつぶろう。一番凄いのは、メルトダウン間近のゴジラが超高温熱線を連発して、デストロイアを追い込むシーン。屈指の名場面であり、現在のハリウッド版も遠く及ばない。ただ、止めを刺すのがゴジラではないのは大いに不満だ。 サントラの方も力が入っている。伊福部先生ご自身にも、ひとつの区切りをつけるお気持ちがあったのだろう。タイトル曲は赤き龍のテーマで始まる。これは、従来、ゴジラが猛威を振るうシーンで使われていた曲をパワーアップしたものだ。超重低音がメルトダウンの脅威を感じさせる。新兵器スーパーXⅢのテーマは、ガルーダのそれよりも軽めだが、古風な奉律が面白い。そしてラストの『レクイエム』。ヒーロー最期のシーンとしては、最長の部類に入るのではないだろうか。荘厳なイントロに始まり、ソプラノボイスを伴って響き渡るあまりにも美しい葬送曲である。

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