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つる-鶴- (1988)

監督
市川崑
  • みたいムービー 4
  • みたログ 78

3.32 / 評価:22件

決して吉永小百合のための映画ではない!!

  • tor***** さん
  • 2008年9月5日 17時53分
  • 閲覧数 454
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

まず、さすがは市川監督である。
あの美しい雪国の映像美。凛とした冷たさの中に、監督の暖かさが伝わってくる。
得意の陰影は最小限にとどめた監督としては珍しい作品である。
しかしながら、小作人の室内では、その寒々とした感じや暗さを見事に陰影で表現している。
吉永さんの演技も本当にすばらしい。ちょっと大柄な鶴だけど、身を削る様子や、喜び悲しみ、不安といった表現は見事である。覗かれたあとのあのなんともいえぬエロティズム!監督との見事なコンビで初めて実現したとどめもない美しいエロティズム!!
「大人から子供まで楽しめる作品にしたかった」そうであるが、それは見事に成功している。

ただ、難点もある。
野田秀樹。熱演である。しかし、脚本のせいか野田さんのせいか分からないが、あまりにも「馬鹿者」に演じすぎている。彼本来の心の優しさもどうも伝らず、なんのためにと鶴があまりにも可愛そうになってきた。

それと、鶴の折る場面・・・・。これはさすがに、昔のNHK人形劇を見ているようで、笑ってしまった。CGよりはマシであるが、もう少しこの場面には工夫がほしかった。金をかけてほしかった。

そしてエンディングテーマ・・・。なんで洋楽なんですか・・・・。非常に残念。

川谷さんもなかなかの演技でした。惜しい人を亡くしました。

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