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つる-鶴- (1988)

監督
市川崑
  • みたいムービー 4
  • みたログ 78

3.32 / 評価:22件

坊や~♪“鶴の恩がえし”のおはなしだよ。

  • movie oyaji さん
  • 2011年5月17日 21時27分
  • 閲覧数 547
  • 役立ち度 8
    • 総合評価
    • ★★★★★

♪坊や~ 良い子だ 寝んねしな~♪
市原悦子と常田富士男の独特の語りで、お馴染みだった「まんが 日本 昔ばなし」の実写版がありましたとさ。
「竹取物語」でお伽噺の映画化に味を占めた巨匠市川崑監督が、調子にのって日本を代表する民話を日本を代表する女優さんで撮り上げた渾身作(崑新作)♪


吉永小百合の映画出演100本記念作品として製作される形になった作品だけれども、鶴の化身である“つる”役を演じるには、大女優も御歳43歳の時・・・如何せん薹が立っていた感は否めないところでしたね。無理無理恥じらう姿は痛々しい。それでも鶴の化身を思わせる動作には目を瞠るものもありましたがね。(書いてて切ねぇ~)

雪国の民話だけに雪景色は素晴らしい描写ですよ。
演じる役者陣も、吉永小百合を筆頭に深みがあったわなぁ~
大寿役の野田秀樹の演技が、志村けんのアホ役に相通じるものを醸し出していて気になる、気になる、ちょっとやりすぎじゃねえのと思える。民話に出てきた夫もこんなにアホだったかしら???
樹木希林、川谷拓三、菅原文太の脇固めにうなづきつつも、いったいぜんたいあの秘密のシーンはどう撮ってくれるのだろうなぁ~と釘付けです!
その何といっても劇中最大のポイントとなる“機を織る鶴の姿”をどう観せてくれるかが個人的に焦点だったんだよね。


つるが言う、
「私が機を織っている時は決して覗かないでくださいね」と。
それを、大寿も俺も満を持して覗かせていただきました!(何時の時代も覗き見のスリル感はたまりませんね)
衝撃~~~!!!
作り物の鶴がぎこちない動きとともにクチバシで自らの羽根を啄ばみ機を織っているではないかいっ!
このシーン! 大女優、吉永小百合もぶっ飛ぶ衝撃映像! 最高です! なまじっか、現代の映像技術でのCGなんぞを駆使してすんなり観せられる映像よりも、俺はこの作り物のぎこちなさ感に感動さえも覚えちゃいましたよ。
この主役級の出演者でさえも喰ってしまいかねない“作り物の鶴”の姿が観えただけで、B級映画ファンの血が騒ぐというものなのですよ。

つるがね、自分の身を削ってまでも人間の男に尽くす健気な姿にジ~ンときちゃうのにね、大寿ときたら・・・本当にお馬鹿なんだから。

巨匠市川崑監督は、古来より語り継がれる「鶴の恩返し」を、前作のように妙なオリジナルの解釈を挟まずにあくまでも生真面目に撮りおろした芸術品でありました。その分、個人的にはあまり面白くない作品なのかなぁ~とあいなりましたね。

♪でんでん でんぐりかえって バイバイバイッ♪

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