世界一尾道を美しく撮る監督。
- エル・オレンス さん
- 2018年2月2日 19時13分
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世界的に有名な尾道が舞台の映画といえば、『東京物語』(1953)でしょうが、尾道の映像の美しさで言えば、断トツで本作ですね。やっぱり実際に尾道で生まれ育った人間が撮った映像は別格ですね!海、船、山、そして坂道の撮り方が実に魅力的で、本作を観た後すぐにでも尾道に行きたくなる衝動に駆られます!
他にも青みがかった色調や、無声映画調etc..巧みな演出も楽しいです。シューベルトやバッハの音楽も、大林ワールド全開で好きです。
そして主演2人の等身大で体当たりな演技が本当に素晴らしいこと!日本アカデミー新人賞でのW受賞も当然の名演ですね!尾美としのり✕大林監督とのタッグも、ここから始まるんですね~
LGBTやトランスジェンダーという概念がほとんど無かった当時だからこそ生み出せた傑作だと思います。
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