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人間革命 (1973)

THE HUMAN REVOLUTION

監督
舛田利雄
  • みたいムービー 37
  • みたログ 56

3.69 / 評価:39件

超豪華スタッフで送る創価映画

  • yuki さん
  • 2020年11月25日 5時38分
  • 閲覧数 417
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

創価学会の重要小説、「人間革命」を映画化。
宗教映画でありながらも、制作は東宝、監督は舛田利雄、脚本は橋本忍、音楽は伊福部昭、特撮には中野昭慶という東宝の巨匠スタッフに加え、主人公:戸田城聖を演じるのが丹波哲郎となれば、学会員でなくても見たくなるというのが映画オタクというものである。
一体どうして東宝が巨費をかけてこんな豪華な創価学会の宣伝映画を作ったのか不思議であるが、東宝は翌年にも舛田利雄で「ノストラダムスの大予言」を作ってるので、宗教ブームだったのだろう。このノストラダムスは今もDVD化がされない幻の作品であるが、本作「人間革命」はDVDにはなってるのだが、一般流通はせず、学会の御本山・信濃町でしか手に入らないレアアイテムとなっている。レンタルもなく、そういうわけで、本作は東宝オールスターの大ヒット映画ながら、長らく一般人が鑑賞できない幻の宗教映画となっていたのである。今回幸いにもBS放送で見る機会を得た。創価に興味があろうがなかろうが、そういう事情のレア映画である。チャンスがあれば映画好きはぜひ見てみよう。

内容に関しては、創価学会成立の苦労話と言ったところか。敗戦直後の荒廃した日本から、戸田城聖が経済的にも宗教的にもイチから学会を大きく広げていくさまは、サクセスストーリー映画のような気持ちよさがある。学会の成功の理由は、まずは戸田城聖の政治的・経済的手腕に拠るところが多かったのだろうと思う。数十億の借金から、ここまで学会を大きくしたのだから、単純に感心する。その借金を作った理由は、戦争中に不敬罪で捕まって勾留されたからなのだが、まあ今も昔も碌でもない国である。そしてその経験を踏まえ、第二部は創価学会の価値論や、反戦論などが語られるわけだが、そこはあまり興味が持てずやや退屈だった。しかし丹波哲郎の取りつかれたような熱演は必見だ。

この映画で語られる、創価の思想は好きである。平和主義が根底にあることは、やはり宗教の素晴らしい側面であると思う。ながら、近年の公明党の、自民党に与し、体制強化を図るばかりの法改正に、一体何を思って賛同しているのだろうと思ってしまった。別に宗教政党が何をしようがどうでもいいが、まったくこの映画で語られることと真逆である。戸田城聖はコレでよかったのかなあ。最近学会員の公明党支持率が下がってきているらしいが、さもありなんだ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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