瞳の中の訪問者
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(5件)


  • mnk********

    3.0

    大林監督の珍作

    「瞳の中の訪問者」は『HOUSE/ハウス』で 35ミリ劇場デビューした大林宣彦監督の2作目。 当時は、そりゃあ期待しました。 『HOUSE/ハウス』に熱狂したファンとしては、 また傑作が観られると。 大林宣彦監督は僕にとって『HOUSE/ハウス』や 尾道三部作のような名作だけを撮る監督では なく、「瞳の中の訪問者」のような珍作を 完成させる方でもありました。 名作を撮る大林監督と、珍作を撮る大林監督と。 どちらも大林監督は堂々としているので僕自身が 作品に恐縮してしまい、受け入れたいのに拒否 している自分との闘いを強いられる、ように なってしまいました。 今回、新文芸座で 新作『花筐/HANAGATAMI』完成記念! ワンダーランドの映画作家 大林宣彦映画祭2017 が開催され、上映作品を全て観たいという 誘惑にかられながらも一作一作思い出してみても 珍作の方が多いのではないだろうかと 思った次第。 しかし今回「瞳の中の訪問者」を観直して、 大林監督の遊び心を受け入れられる自分がいて、 絶望することなく楽しめた。 デビューしたばかりの片平なぎさや志保美悦子が 煌めいていて、やはり大林さんは女優を撮れる 監督さんだと感動。 珍作によくある居心地のワルさは、相変わらず 数回実感。 でも、それも大林映画なのだと、ノスタルジーに 浸ってしまった。

  • hir********

    5.0

    おじさん、またタイム・マシンに乗って・・

    お早う御座います、伊藤咲子です。(嘘です) 本日は宇都宮にやって来ております。ヴィバ!とちぎ! 昼飯は、もちろん餃子!喰った後の「臭い消し」まで常備して、完璧です。 しかし、今日行く店は、餃子に味噌ダレつけて食べるんだけど、 これが、隠し味に「すりつぶしたエビ」が入っていて、すごくサッパリしてる。 もうね・・・白飯、何杯でもイケちゃいます。あぁ、昼飯が楽しみ・・・ さて、昨晩もムシ暑かったですな。 こういう時は、タイムマシンにでも乗って、 クーラーもアスファルトも無かった「昭和」に戻るに限ります! 1977年度、大林宣彦監督作品。 大林さんは、我々、オヤジ世代にとって、かけがいの無い「タイムマシン」名人です。 すぐに、あの日、あの時、「土曜日の実験室」に連れて行ってくれます。 「瞳の中の訪問者」 なぎさファンの俺は、これ、今まで何度も手に取ったのよ・・・ビデオ屋で・・・ でも、その度、「ブラックジャック・エースのジョー」のコントみたいな格好を見て、 苦笑して、パッケージを棚に戻し続けた日々・・・・ 見なくても、だいたい想像つくな・・・(-。-)y-゜゜゜ そんな作品でした。 しかし、とある雑誌の「なぎさインタビュー」で、 この映画の中で、なぎさの「シャワーシーン」が在る事を知り、今回、意を決した! 迷わず鑑賞! ・・・・・・・・・・・・・  (゜o゜)ナギサ・・・・スゴクキレイ!・・・・ 17歳の「なぎさ」にノックアウトだ! 堀北真希が入っている。 めちゃくちゃ可愛いじゃないっスカ! あと、志穂美悦子! やっぱ、こうしてアクション抜きで観ても美しい。 いきなり、この二人がテニスルックで、出て来るんだよ・・・ おじさん、昭和の「平凡パンチ」グラビアの世界へ迷い込みました。 白の女王は「なぎさ」、赤の女王は「悦子」みたいなモノです。 大林ワンダーランドで、しばし、時を忘れ、夢気分。 問題のシャワーシーン・・・・綺麗に撮れている。 まぁ、17歳じゃ仕方無いけど、 「なぎさ」も、ここで脱いでおけば、「一生の思い出」だったのにねぇ・・・ 大林作品は、真の美しい「想い出アルバム」 峰岸徹さん、ヤマリンさん、敏八監督、和田浩治さん・・・懐かしかった・・・ そして17歳の片平なぎさ。 イッキニ「中坊」時代の俺に戻って、ポーッと見とれてしまった。 胸がキュンキュンして、息が苦しくなる。 大林映画を観ると、いつも、コレだ。 「恋に恋していた時期」に戻ってしまう・・・ 戻れないと思っていた昔に・・・・タイムマシン名人が連れて行ってくれる。 大林監督に感謝!感謝!感謝!

  • tkr********

    1.0

    もともと企画が間違っている

    漫画ブラックジャックの一編を映画化  失敗作だと監督自身も認めている物で、厳しい出来  まあ少し監督を擁護するとすれば、 ブラックジャックの一話はだいたい20ページくらいだから どう読んでも10分はかからず読み終わる  それを100分の映画にしたら誰がやっても間延びする 当然だ もともと企画が間違っている 角膜移植手術をした女の子はそれ以来雨の日になると謎の男の姿を見る様になる  彼女は次第にその男を恋するようになるが...  今では2時間ドラマの女王とも呼ばれる片平なぎさの主演デビュー作  共演が志穂美悦子 2人とも若い  この2人の若さを観られるということでは意味あり (2人は脱いでくれと監督に頼まれたけど断ったそう 危な~い!) 本作では脇役のブラックジャックを演じるのは宍戸錠  漫画どおり顔の半分を青くしているのだけど、明らかに絵の具を塗った風でおかしい  あれは漫画での表現であって 実写化する時は黒人の肌を移植したって設定の方を元にやらなければ... まあ大林監督だから確信犯なんだろうけどね ちなみに本作を観た手塚治虫は激怒したそう  まあでも手塚作品の映画化ってだいたい上手く行っていないような... 漫画で最適になるべく作られている為だろう

  • jap********

    5.0

    愛の物語

    シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞してきました 「ブラック・ジャック」のエピソード-春一番-を大林宣彦監督が映画化 原作者の手塚治虫から「こんな人間いない!」と言わしめた宍戸ジョー ブラック・ジャック 原作を忠実に表現したせいか?確かに風貌がちょっとおかしいです 本作では脇役のブラック・ジャック 登場するたび風でマントがなびく姿はインパクトありましたが 大林ワールドに彼が存在しているといった作品でした・・・ インターハイを目指すテニス選手の千晶は、練習中ボールが目に激突し失明の危機に ブラック・ジャックによって目は回復するが、その後見知らぬ男の幻を見るようになる 彼女に移植された角膜は殺された女性のものだった・・・ 主人公の千晶に片平なぎさ 片平さんはとにかく若いっ! 当時18歳位だと思いますが、少しふっくらしていて健康的な感じと 妖しい大人っぽさが魅力的で瞳がキラキラしてますね~ 大林作品の世界でその存在感が輝いていました また、同級生でルームメイトの志穂美悦子さんも 健康的な美しさとアクションのない抑えた演技が素晴らしくて印象的でした そして、幻から現実に現れる謎の男を演じる峰岸徹さんは大林作品の常連で ここでも「ねらわれた学園」同様、怪演されています(笑) 本当に独特の存在感がある方でしたね~ 大林監督の作品はいつも愛が描かれているな~と本作を鑑賞しながら強く感じました 出てくる女性もリアルさよりファンタジーに近いのです 何だか映画を通して監督の理想の女性像を見せられている気もするのです そのせいか他の作品のヒロインがだぶって見えることがあるんですよね 魅力的であるのは間違いありませんが・・・ 愛はファンタジーなのかもしれません こんなに愛を連発しているのは大林マジックにかかったのかな(笑) 本作は、洋風漂う濃厚な愛の物語 タイトルもいいし、洒落たセリフが効いている  個人的にはこの世界観が好きです!

  • R1

    3.0

    大林宣彦版「ブラック・ジャック」

    手塚治虫原作「ブラック・ジャック」の実写版と言うより 大林宣彦版「ブラック・ジャック」と言った方が良い作品 ブラック・ジャック役は宍戸錠 マンガとまったく同じ髪型や皮膚の配色などを再現 実写だとコントみたいな様相 しかしこれが初期の頃の大林宣彦ワールド 「ハウス」や「ねらわれた学園」なども同じような演出をしている 超売れっ子だったCMディレクターから映画監督に転身、それまでの映画監督にはない大胆な演出、アニメと実写の合成、劇画のようなタッチ 今までとは違うモノを作りたかった大林監督の熱意が感じられる ブラック・ジャックの名前は映画のタイトルにも使われていないようにブラック・ジャックは助演、主役は片平なぎさ演じる女子大生 角膜を移植してから自分だけ見知らぬ男の姿が見え、次第に幻の男に想いを寄せるサスペンス仕立てになっている この映画を下らない作品と観るか、斬新な作品と観るかは、それぞれ色んな感想があると思う しかし一度観たら心のどこかに何か残る CMのヒットメーカーだった大林宣彦らしい映画ではある

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