あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(2件)
- abu********
3.0点
モノクロ映画なんですけど、これは モノクロじゃなきゃ駄目!っていうタイプの ホラー映画だと思います。 もしカラーだったら、この独特の雰囲気は出せないし、 お手製のお面や腕がカラーだったらあまりにチャチい 映像になってたことでしょう。 モノクロという火現実の映像世界が、そういうチャチさを 打ち消してくれているわけです。 自分はさすがに大人なのでたいして怖くもなかったのですが、 もし子供の頃に観たら結構怖かったんじゃないかな。 ストーリーは簡単なミステリー仕立てになっていて、 蛇娘は本当に蛇なのか、そして白髪魔の正体とは、、、 という謎解き展開になっております。 本作で印象的だったのは、主人公小百合ちゃんの 可愛らしい笑顔、若いときの平泉征、タクシー運転手役で カメオ出演してたかずおちゃんご本人でしょうか。
- peo********
4.0点
先日観た『女賭博師』と同じ頃の映画だっていうんだから驚きだ。 『女賭博師』はその新しさに驚いたけど、本作は古さに驚いた。 施設で育った小百合が、両親に引き取られてから起こる恐怖を描く。 その家には学校にも行かず、屋根裏で一人ひっそり暮らす少女・タマミがいて… 小百合は後日、「あなたのお姉さんよ」とタマミを紹介される。 お手伝いさんが死んでも 「それはかわいそうなことをしたな~」と軽いノリの父親を始め、 何もかもがありえなく、安易で安直で馬鹿馬鹿しくて安っぽい。 小百合を恐怖に陥れる蛇娘の他に、謎の白髪魔も登場。 のけぞりそうになるほどありえないエピソードの連続。 それなのにみんな、何が起こっても「まぁ!」って程度のリアクション。 でも、そのありえなさがなんともいい感じ。 映像はアレなんだけど、子供の頃に読んだ楳図かずおの漫画の絵がオーバーラップする。 タグを見たら『コミック原作』と『人間ドラマ』になってる。 そう、ホラーじゃないんだな。 だって魔物の正体は、女の“業”と“欲”。 なんとも楳図かずおらしい計らいじゃないか。 『へび少女』と『赤んぼう少女』ってのが原作らしい。 そんなに怖くなく、気持ち悪くもなく、ホラー苦手な人や子供にもお勧め。(たぶん) うちの娘は笑いながら観てました。 小百合役の松井八知栄が綾瀬はるかに激似。
スタッフ・キャスト
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