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メカゴジラの逆襲

メカゴジラの逆襲

REVENGE OF MECHAGODZILLA

83

ムービークリニック

4.0

ほし よっつ

昭和ゴジラシリーズ第15弾 (最終) 1975年 本多猪四郎監督 数作ぶりに復活。BGMも伊福部昭のおなじみゴジラ音楽。物語は前作の沖縄を舞台にしたメカゴジラを再登場させたいつもより派手に攻撃シーンが楽しい意欲作である。 しかし時代は怪獣はもう古いのか、ゴジラに飽きたのか。観客動員が振るわず昭和ゴジラシリーズは、平成で復活するまで長い休眠状態となるのだ。 だが今作は、原点回帰的な骨太のスパイアクション、研究を否定されて人類を憎む博士とサイボーグの娘、そのサイボーグと主役との恋愛と悲しい結末、立ち姿も不気味で火力倍増のメカゴジラ、しつこく地球を狙うブラックホール第3惑星人。とても見どころ大きいんだけどね。 ファン的には、サイボーグ少女 桂 を演じた藍ともこの美貌とサイボーグ手術中のポロリシーンが有名どころなのかもしれない。きっと監督が東宝チャンピオン祭りに子供についてくるお父さんにサービスしたんじゃないかなと勝手に思うのであった。 個人的にはちょいと出演している海洋開発研究員のユリを演じた麻里とも恵が阿川泰子だったというのが発見で驚き。阿川泰子のジャズミュージックはファンだったので。女優もやってたんですね。声ですぐわかった。 さて今作は、サイボーグ少女と海洋開発研究員の主人公と切ない恋愛模様がなかなか秀逸で涙の物語であった。だがこの展開で、ゴジラが守護神の如く怪獣が東京に出現すると海から東京にすぐ駆けつけるという設定、街の子供たちが「ゴジラた助けて〜」というと怪獣にタックルなど、モロにウルトラマン的ヒーローになっているのが強調されている。 この辺は、制作側の方針なんだろうが少し今回のゴジラには違和感大きい。 タイトル通りに見事な逆襲で撃ちまくるメカゴジラ。新技の回転ミサイルもゴジラを苦しめる。 相棒のチタノザウルスがゴジラと戦い、後ろで仁王立ちのメカゴジラが援護射撃するという連携が迫力が凄い。上目遣いのメカゴジラの顔が怖い。 ラストは、覚えてろ的な逃げる展開でしたが見応えは抜群。 宇宙人との戦い、怪獣の出現、いろんな博士の登場、ヒロインの美貌、逃げ惑う人々、自衛隊の活躍、(戦闘機がF4ファントムになったんだよ)。 たしかに原点回帰してもこれ以上物語考えるのも大変かもしれない。 当時は打ち切り的だったのかもしれないが、歴史に残るコンテンツにはなりましたね。 平成で復活するのがわかります。

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