ここから本文です

妖星ゴラス (1962)

GORATH

監督
本多猪四郎
  • みたいムービー 14
  • みたログ 133

3.59 / 評価:61件

バカバカしくもクソ真面目

  • カーティス さん
  • 2021年5月7日 22時04分
  • 閲覧数 96
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

『地球最後の日』や『アルマゲドン』などでお馴染み天体衝突ものを、ゴジラシリーズのスタッフが作った和製SF。といっても、前述の2作品とは似ても似つきません。地球から逃げるわけでも天体を破壊するわけでもなく、なんと地球を動かして衝突を回避してしまおうというユニークな内容。

突拍子もないアイデアなのですが、だからといって茶化したりせずに、正攻法で描いているのが好印象。
地球に接近してくる妖星ゴラスのヤバさが徹底して描かれており(ゴラスの圧倒的な引力にひきこまれていくロケット、ゴラスに飲みこまれる土星の環や彗星などなど)、破壊なんて到底無理!というのをこれでもか!と見せつけてくるのです。そのうえで地球移動作戦が描かれるのですから、荒唐無稽ではあるものの「こうするしかない」という説得力を感じます。この辺の作劇がうまいです。

とはいっても、ゴラスが地球に最接近するまで話が大きく動くことがないので、小エピソードを詰めこんで飽きさせないようにしてあります。それが話を散漫にしているきらいはありますが、サービス精神旺盛で嬉しかったです。
個人的に気に入っているのが工事シーン。足場が無数に立てられ、大量の重機が行き来する様を見ていると、工事現場のダンプカーやショベルカーを夢中で眺めていた子供の頃のワクワク感を思い出します。東宝特撮のお家芸であるミニチュア特撮で描かれているのですが、本当に人が作業しているんじゃないかと思えるような、イキイキとした画になっていました。
…でも、怪獣の出現はいらなかったかな(汗)

そんなわけで、ハッタリと真面目さが同居した、楽しいSF映画でした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • スペクタクル
  • パニック
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ