ラスト・フランケンシュタイン
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(1件)
- cyborg_she_loves
1.0点
監督の川村毅という人は、映画の世界ではほぼ知られてない人でしょう。大学の演劇サークルから発展した「第三エロチカ」という劇団を主宰してる人だそうです。 このプロフィールを見て「なるほどね」と思った。 1991年という、かなり昔の映画ですが、当時の空気を知ってる者から見れば、これは当時ですら既に古臭いと感じられたにちがいない、昭和中期の空気がこの映画にはむんむんと漂っています。 まさしく昭和中期の大学の映画サークルや演劇サークルなどの連中が好んで作りそうな、人をイラつかせたり不快感を与えたりすることが自己主張することなのだと信じて疑わない人の作った映画、って感じ。 まあ今の大半の人には30分と見てられない映画なのは間違いないと思うんですけど、面白いなと思ったのは、柄本明さん、余貴美子さん、原田芳雄さんなんていう人たちが出て、楽しそうにブッ飛んだ演技を見せておられること。面白いじゃないか、やろうやろう、というノリなんでしょうね。 そういうノリがまた、いかにも大学のサークルの延長上でやってるって感じがします。 ストーリーについては、書く必要もないでしょう。 タイトルが期待させる、死体を使った人造人間云々の話が動き出すのは、半分ぐらい以降ですが、そこまで興味をもって見続けることができる人は少ないと思いますから。 ただ、少数の人がカルト的に好む作品ではあるかもしれません。こういうセンスが大好きという人が時々いることは知ってます。 なんてごちゃごちゃ書いても、そもそもDVDも出てないこんな作品を見ること自体、ほとんどの人には今ではできない以上、あんまり意味はなかったかな。VHSでは探せばどこかで見つかるとは思います。
スタッフ・キャスト
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