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三十三の足跡 (1948)

監督
松田定次
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4.50 / 評価:2件

こまどり座の怪人

  • bakeneko さん
  • 2012年4月25日 23時41分
  • 閲覧数 231
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

パリのオペラ座と同じ構造の“東京のこまどり座”に幽霊が出没!年越し興行に向けてリハーサルを重ねる劇団員に次々と危害を加える―この謎に多羅尾判内は敢然と立ち向かう!―という、ガストン・ルルー原作(最近ではアンドリュー・ロイド・ウエーバーのミュージカルで有名な)“オペラ座の怪人”の和風バージョンであります。

千恵蔵主演の百面相探偵が謎を解くヒットシリーズ:多羅尾判内の4作目=大映バージョン最終話で、(大映とけんかして千恵蔵が移籍した為に)これ以降は東映バージョンになります。
レギュラーメンバー(月形龍之介、大友柳太郎、進藤英太郎、山本礼次郎)総出演&松田定次監督演出に加えて、木暮実千代&喜多川千鶴が華を添える作品で、活劇が少ない=ミステリー色の強い謎解き主体の語り口となっています。
冒頭から千恵蔵&柳太郎の捜査コンビが劇団に潜入しているところから始まるので、“多羅尾判内シリーズ”のレギュラー陣の役割を予習しておくことが必須の作品で、多羅尾&笠原の正体を知っていることが前提の物語展開となっています。つまり、事件の発端→探偵の登場→悪漢の正体と事件の解決の物語構成の中の、いきなり探偵の潜入捜査段階から始まるので観客は物語の中途から遡って全体像を推理することが必要となっているのであります。そして、主人公達の行動目的も逐一説明されないので、“何を行っているのだろう?”と謎が蓄積した後に一挙解決するという―“名探偵もの”のパターンで最後まで興味を持たせる作劇となっています。

そして、もうひとつの映画の見所は、“オペラ座の怪人をどう料理したか?”という比較対比で、当時の映画人の遊び心を楽しむことが出来ます(怪人の扮装は○○風♡)。

多羅尾シリーズとしては異色作で、シリーズ前作を観ての予習も必要ですが、推理&原典との比較に頭を使って楽しめる映画であります。


ねたばれ?
“丑年生まれでハッピ~♡”で始まる、ホルスタイン模様の衣装を着た踊り子の愉しいレビュー“モーモーブギ”♪の全曲が観たいよう~。

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