源氏物語 浮舟
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(1件)


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    4.0

    二の悲劇

    1957年。衣笠貞之助監督。源氏物語の宇治十帖を大胆に改変して現代的にわかりやすくした映画。大君の死に嘆く薫(長谷川一夫)は、その妹の浮舟(山本富士子)を知り魅かれ始める。しかし匂宮(市川雷蔵)が割って入ってきて、、、という話。男の浮気心に翻弄される一途な浮舟の話が、明確な二分法の世界で描かれています。 まず、当時の複数女性への通い婚の風習に反して、一対一の単婚が前提になっているので、女性は妻と浮気相手に二つに明確にわかれている。そのうえで、心の純愛を貫く薫ととにかく体を通じればよい匂宮という二人の男の明確な対比になっています。映画の構成上も、薫による死んだ大君への恋とその死後よく似た浮舟への恋、身近で起こる嫉妬による殺人とラストで似たような目にあう薫、という二つの似たものを反復する形になっている。 そして薫の扇子に対して匂宮の鈴という小道具の違いも印象的。心の誓いで愛を確かめ合う薫と浮舟のシーンでは薫の扇子がぱっと開いて気持ちの高ぶりをあくまで抑制的に描くのに対して、匂宮の浮舟への強引な接近シーン(ほとんど強姦)では匂宮がもっている鈴が四方に散らばる。「男女のことで命までかけることはない」という匂宮=市川雷蔵のセリフとともに、この散乱する鈴には心理的なものを信じない現代的で浮薄な精神が宿っているような気もします。

スタッフ・キャスト

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長谷川一夫光源氏の子 薫の君
市川雷蔵[8代目]皇子 匂宮
三益愛子浮舟の母 中将
中村玉緒浮舟の侍女
浦路洋子皇女 二の宮
柳永二郎白藤の大臣
夏目俊二右近小納言
阿井美千子右近の北の方 早蕨
浪花千栄子女房 浦風
毛利菊枝乳母 衛門
藤間紫女房 小篠
山路義人匂宮の供人 時方
松浦築枝弁の尼
石原須磨男薫の君の従者 桑鴈
朝雲照代中の君の女房 園生
浜世津子命婦 高瀬
橘公子山路

基本情報


タイトル
源氏物語 浮舟

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル