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猫は知っていた (1958)

監督
島耕二
  • みたいムービー 3
  • みたログ 3

3.33 / 評価:3件

面白かった!仁木多鶴子が最高!

  • mac***** さん
  • 2011年6月16日 1時46分
  • 閲覧数 958
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 原作を読んだのは今から30年も前なので内容はほとんど忘れて
いたが、昭和30年代に映画化されたという話は聞いていたので、
今回、神保町シアターの「探偵映画特集」でやっと見ることが
できた。以前にも京橋のフィルムセンターやラピュタ阿佐ヶ谷
で上映していたけど行けなかったので喜びもひとしおである。

 そうした個人的な思いを差し引いても、探偵モノとして非常に
良く出てきておりとても面白かった。神保町シアターでの「探
偵映画特集」は横溝正史や江戸川乱歩の作品の映画もあり、
いずれもおどろおどろしい猟奇的な犯罪を扱っていたが
「猫は知っていた」は全く作風が違う。

 「猫は知っていた」の登場人物は女子大生や動物、子供などで
背景の音楽や画面構成など、作風はひたすら明るく、ライト感覚
のミステリーだ。江戸川乱歩がこの原作小説を評価していたのも
ミステリーのファン層を広げたかったからだろう。設定や展開は
現在の2時間ドラマでもおなじみだが、昭和30年代という時代を
考えると先駆的な小説であり映画である。

 成功している要因の一つが、当時は新人女優だった仁木多鶴子を
探偵役の女子大生に設定した点だ。昔の若尾文子に似ている
風貌で、ほっぺがかわいく、いやみがない感じでとてもいい。
いっぺんにファンになってしまったが、もし存命なら70歳以上に
なっている計算なのだが、惜しくも44歳で他界してしまったそうだ。
彼女が出演した映画をもっと見たいと思わせるほどだった。

 ストーリーやトリックについては他のレビューでも述べており
、ここでは書かないが、まぁ突っ込みどころは多々あろうが、
しょせん映画なんで、楽しく見たいですな。

 誰が犯人かを推理しながら、犯人当てを楽しむには最高である。
私も内容は忘れていたが、映画を見ながら犯人を推理して、ちゃん
と当てたので約90分の上映を楽しめた。

 さらに個人的に楽しかったのは昭和30年代の東京の風景があった
ことだ。うちの近所にある地下鉄・丸の内線の後楽園駅でロケが
行われており、主人公たちの背景に今はなき後楽園の野球場や
競輪場(昔あったんよ)が映っていた。とても懐かしい光景
だったので、思わず画面に見入ってしまった。

 いやぁー、映画の楽しみ方は人それぞれ、いろいろありますな。

詳細評価

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