ここから本文です

(1959)

監督
市川崑
  • みたいムービー 21
  • みたログ 223

3.51 / 評価:75件

大映が倒産したのは猫の祟りだったりしてw

  • Vampyros Lasboss さん
  • 2016年2月8日 1時56分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

九条のシネ・ヌーヴォの市川崑の生誕100年記念映画祭にて初鑑賞。

仲代達矢演じるインターンの医者木村がスクリーンのこちら側に向かって話しかける冒頭のシーン、主要人物がそれぞれ登場すると一旦締めくくるように一時停止するシーンなどは面白い。しかし、それ以降はラストの木村のモノローグ以外は普通に撮られており、台詞回しやメイクは独特のものはあるものの、なんだかちぐはぐな印象を受けました。

昔の映画なので仕方ないのですけれども、“行為”のメタファーとして“汽車”の映像を見せるのは現代の我々からすると失笑ものです(^^;

京マチ子演じる郁子が玄関口に野良ネコが現れたのを見つけて「まあ可愛い!」と言ってミルクを与えようとします。ネコがミルクの入った皿に寄って来ますが、怪我をしてるのか足を引きずっています。すると、それを見た郁子は「穢らわしい!」と言って玄関から放り出すのです。
これは、中村鴈治郎演じる夫の剣持も足を引きずっており、郁子がネコと夫を重ね合わせたことによって夫を嫌っていることを示唆していて、貞淑な妻というのは表面だけという、なかなか巧い演出です☆

剣持は、郁子と木村の逢瀬を覗き見したり、自身が郁子の裸を撮影した写真の現像を木村に依頼します。それで嫉妬心を抱くことで若さを呼び起こすと、かなり倒錯していますし、京マチ子の身体も肉感的ですが、性愛を描いたものではなく、もっと本質的な人間の持つ自分本位の生き方の醜さを描いたもののように思いました

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ