ここから本文です

(1959)

監督
市川崑
  • みたいムービー 21
  • みたログ 223

3.51 / 評価:75件

薄気味悪いダーク・ファンタジー

  • サンゴ さん
  • 2016年6月23日 23時35分
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

どう評価したらいいかさっぱりわからない。
面白くないわけではない。
いや、たぶん面白い。
特筆すべきは女優さんのメイク。
ヒロインの京マチ子さん、叶順子さんのメイクがどう見ても変なのだ。
叶順子さんのほうは太い眉をわざと大袈裟にへの字型の怒り眉にしていて、京マチ子さんのほうは細い眉を目頭からまっすぐ斜め上に一本の線を引いている。
まるで歌舞伎か何かの舞台化粧みたいだ。
おそらく、この物語の異常性をこの異様なメイクで現しているんだと思う。
異様なメイクをした二人のヒロインは、人間よりも化物に見える。
たぶん、そう見せたかったんだと思う。

出てくる人々はほとんどセリフを棒読み。
特に物語のキーパーソンである仲代達矢は、びっくりするほどの棒読み。
これもわざとだと思う。
独特の気持ち悪さを醸し出している。

登場人物全員が気持ち悪くて、ホラーでもないのにホラーみたいに見える。
人間の醜さを描いたんだと思うが、ここまで感情のない棒読み人間などなかなかいないし、それが数人も一同に集まることなんてまずない。
だから、まあ、早い話がダーク・ファンタジー。
これが人間だ! これが人間の醜さだ!
と市川崑監督は訴えたかったのかもしれないけど、こんな人たち見たことないからなあ。
やっぱ、これはダーク・ファンタジーなんだと思います。
ヘンテコ映画が好きな人なら、たぶん好きだと思う。
一見の価値はある。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 絶望的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ