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不知火檢校 (1960)

監督
森一生
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4.33 / 評価:18件

勝新の眼はつむっていても開眼

  • khm***** さん
  • 2011年12月11日 20時36分
  • 閲覧数 346
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

20年位前、キネ旬に連載していた「森一生映画旅」で読んで以来、観たかった映画。以前TVで観たがスクリーンでは初めて。
?言うまでもなく勝新太郎!当時、市川雷蔵に遅れを取っていた鬱屈を晴らす怪(快?)演。彼のその後のキャリアを考えると感動的な一作。後の彼の演技同様非常に判りやすい悪役振りだが、これでも、現代のTVタレントならグハハハと高笑いする芝居、なんてのをやって、それがまた演出家に何も言われずまかり通るだろう。勝新という人は格別の「名優」ではない。しかし現代日本映画で主役を演じるタレント達に同水準の演技を期待するのは難しい。
?良心の欠如したサイコパスの生涯を描く脚本。幼少期から悪事に何のためらいもない、平然とした姿を描く。思い切って時間を飛躍させる構成。中村玉緒の旗本の妻を苛むとんでもない悪知恵。作中説明はなかったが玉緒は多分自殺している。夫が邸の中で白装束、仏壇のような物の前にいた。よくもここ迄、という悪事。ワルの上前をはねるワル振りに安倍徹ら悪党、口あんぐり。
?端正な森演出。冒頭の移動撮影・時間がジャンプするモンタージュ・最初の殺人のシーンの静寂と緊迫感・音もなくぬッと入ってくる強盗たち・レイプされた直後の中村玉緒のアップ・浮世絵に描かれる有名な美女に会わせろと仲間に頼むシーンからカットが変わるともう妻にしている飛躍・そしてラストシーン。冒頭と同じ祭りの日、狂乱の捕縛劇。
当方の不勉強を痛感。森作品は他に「ある殺し屋」と「薄桜記」位しか知らないが、機会があれば観なければ。ところで一つだけ解らない所が。最初の殺人は真夏だったが帰宅した勝新に商家の妻の妹が按摩の注文に来る。場面が変わって夜にその家を訪れるが雪が降る冬である。観ていて自然に連続した時間のように思えたのだが、あれは何ヶ月か後、という事なのか。どなたかここであれっと思いませんでしたか?

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