大菩薩峠 完結篇
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(8件)


  • ムービークリニック

    3.0

    ほし みっつ

    大菩薩峠 片岡雷蔵版 三部作 最終回。 三隅研次監督から森一生監督にスイッチ。個人的には三隅監督で三部作観たかった。予想だが1961年の年に「釈迦」という大作を撮っていたための理由かと考えた。あくまで想像です。 前回の2作目のラストから始まる。これまた2作目の冒頭と同じく唐突に始まるのと人物たちがそれぞれの行動をしているため連続して観ないと展開についていけないかも。しかし今回は監督が変わったからか、前回までの簡単なあらすじを説明しているためなんとなく流れはついていけるかも。 崖に追い詰めらた竜之介は、またもや深い霧によって敵討ちから逃れる。中村玉緒演じる女性は今回は三役。逃れた竜之介を連れて逃げる「お豊」。しかし後に病で亡くなる。次に竜之介を助ける「お銀」。竜之介の狂気に触れて悩む。そして幽霊となり苦しめる「お浜」。 これ全て玉緒さん。最初に殺された妻の「お浜」が常に憑依するように瓜二つの女性となって竜之介に近づく。 今回は怪談要素が3分の1といってもいいだろう。 雷蔵のイケメンぶりに合わせているかのように、劇中では次々と現れる美人女性に助けられて惚れられる。ところどころで女性のために骨を折ったり良い行いをするのだが、玉緒さん演じるお浜絡みの人物に出会うと狂っていく竜之介。 今回は竜之介の闇が大いに表現されてるので、恐怖の主人公という表現と、助けられて落ち着いて暮らす普通の人物像とのギャップが激しくて面白い。 未完で終わってる原作小説、30年あまり続く長編。という観点からしっかりした結末を見せるということは無理であろうと感じていた。 ラストで主人公に殺された人々の亡霊が脳裏に浮かび狂乱していく竜之介。そして竜之介は・・。 無難な締めであったと感じた。 完結編は、それほど物語に面白みは少ない。主人公は目の怪我が治らないが襲いくる敵を斬りまくる。土地土地で出会う女性に世話になり放浪を続ける。あとは敵討ちのため後を追う兵馬。 この流れが骨子であって、三役の玉緒さんの妻や亡霊役も土地と財産を奪いたい旗本の陰謀も添え物的で弱い。 ましてや、最初から苦難の道を通って兵馬に恋心抱く「お松」は、探す様子はあるものの、「お松さんならここにいるよ」の一言でストーリーから飛ばされてしまっている。行く末と恋愛模様が楽しみであったのに残念であった。 ただ最後に、息子の名前を絶叫する主人公竜之介の姿に、哀愁と親心と後悔と無念が入り混じる壮絶なシーンであったと思う。 大菩薩峠 雷蔵版 見事であります。

  • ine********

    4.0

    ネタバレ机竜之助は何処へ・・

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • きむらおだお

    3.0

    ネタバレ胸くそ悪い

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • abu********

    3.0

    佳作

    お豊さん美人だな〜と思って見てたけど、 後で調べたら中村玉緒さんだったんですね。いや〜お綺麗です。 このころの時代劇は画面暗めでいいですね。ラストの暴風雨はなかなかの迫力。

  • いやよセブン

    3.0

    強引な完結篇

    前2作から監督が三隅研次から森一生に代わり、いろんなエピソードも投げ出して終わってしまった。 盲目になった机龍之介(市川雷蔵)はお豊(中村玉緒)に助けられるが、お豊は病気を苦に自害してしまう。 遺書とは知らずに手紙を託されたお玉は兵馬(本郷功次郎)に助けられ手紙を届ける。 これを意にも介さない机龍之介は、もはや狂気の世界に。 山本富士子は出てこない。

  • jig********

    3.0

    目は見えなくとも心の目は開いておる!

    うたた寝の邪魔をするやつは容赦せん! 龍之介さんが寝てる最中に起こしたら大目玉みたいです。 ま、私も寝起きは機嫌悪いかもね~。 機嫌どーのより頭がボーッとしてるだけですが。 前作の後半でやっとのこと、 龍之介さんを兄の仇と追ってきた男と対決と相成るのですが・・ なんと冒頭の解説でいつのまにか龍之介さん逃げてる ところからはじまります。 う~む、前回と同じような展開だぞこりゃ。 3部作なのにはたして決着つくんだろかと心配になりました。 前回、龍之介さんは爆破に巻き込まれて 目が見えなくなるのですが、 今作は虚無僧姿だったり、なんとか頭巾のようなかっこで 各地を転々としてます。勝負はどーしたと思いましたが、 目が見えないんじゃしょうがない。 でもなぜか彼の剣の腕は冴えまくり! 目が見えなくとも心の目は開いておる!ということか。 シリーズ最初の方は非道だった彼も 目が見えなくなったせいなのか 徐々に人らしさを持ってきたように思います。 彼に子供が居ることも要因でしょうが、 過去の悪行、目が見えなくなった彼の脳裏に付きまとい 彼としても改心しなくてはやっていけないくらいの 精神状態だったのかなと思います。 そのあたり映像で現れていて、 そこだけどこか古典ホラーのような感じで不気味です。 結末は彼の業の深さゆえなのか・・。 予想していなかった結末だったので個人的には驚きでした。

  • まめた

    4.0

    ネタバレ圧巻のラスト

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ********

    4.0

    彷徨う雷蔵と祟り

    完結編でもやはり玉緒が出てくると引き締まる。「人を殺して生きている」雷蔵は、これまでに二度玉緒を殺しているが、今回は玉緒は生き残った。台風に襲われて流される雷蔵をそれでも追いかけようとする玉緒は、雷蔵の「虚無」に祟られているとしかいいようがない。自然災害によって、追いかけることができなかったからこそ、生き残れた。よかった、よかった。 近寄る女性に祟って、最終的に殺してしまう雷蔵は、逆に、仇とつきまとう男との対決を延期し続ける。結局、最後まで対決はなかったし。しかし、男は仇撃ちの無意味さを悟って、解脱してしまうかのようなのに、流される雷蔵は息子の名を呼びつつ、苦悶の表情を浮かべたまま。無意味に人を殺す殺人マシーンなのに、なぜか雷蔵に肩入れしたくなるエンディングでした。

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