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水戸黄門海を渡る

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3.0

助さん死す!?

海を渡るというので海外で黄門様ご一行が大暴れ! かと思いきや蝦夷(えぞ)でした。 北海道という設定なんですかね、 アイヌの民がわんさか出てきまして、 松前藩の大名とすったもんだが起こっていて 黄門様がからんでくるというお話です。 1961年製作ですが、 前年製作の「水戸黄門」とキャストが一新、 なんと助さん役が市川雷蔵さんです。 私のイメージは眠り狂四郎なので、 素手で戦う助さんが演じられるのか?と思ったら 刀でバッサバッサと相手を薙ぎ倒してました。 うーむ、役それぞれイメージが変わるな~。 で、この助さんビックリなことに 序盤の渡航途中で海に落ちて消息不明とかいう 前代未聞の展開になったりして話の中身も今までとは ちょっと違います。 アイヌの民と日本人が仲良く・・というのは 1960年代前後に何かあったのだろうか、 などと邪推してしまいますが 作品としては仲良くやっていきましょう的な方向性に まとまってよかったよかった、という感じです。 ご老公役は長谷川一夫さんで、 知らないのはいつものことですが、 今までにないご老人風の黄門様で驚きました。 気持ち、腰が曲がってる感じまで出てまして、 闊達で元気な黄門様のイメージとも違うところが 私の中では目新しい部分でした。 アイヌの民相手には得意の葵の御紋も通用せず、 それでもわしは行くんじゃーと信念は黄門様らしさを見せ、 若干の戦いを見せてはいるものの どこか本当のご隠居様を感じさせる黄門様でしたが、 長い「水戸黄門」の歴史を考えるとこういう黄門様も 味があってよいのかなと思いました。 どーでもいいことでふと思ったのは、 007シリーズは現在6代目(ダニエル・クレイグ)ですが、 黄門様は何代目なんでしょうね。 何代も役が変わって続けられるシリーズものって、 それだけ国民に愛されているんだな~と思いました。 ということで、007並みに黄門様も海渡っちゃう? 海外の人に「水戸黄門」がどう映るのか気になるところです。

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