雁の寺
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(9件)

不気味17.4%恐怖13.0%絶望的13.0%悲しい8.7%不思議8.7%

  • yam********

    4.0

    ネタバレ腐った大人は暴力で排除せよ!と若者は叫ぶ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • moe********

    4.0

    ほとけの道、墓場がメインの川島独特作品。

    映像監督を務めた「村井 博」氏のコメントが冴えわたる。 「偽作に逃避するかに見えて、実は本道に執心し、異端を装いながら、正統を貫く。しかも、その均衡に終始苦しみ続ける。…」 これが、川島演出の、最大特徴ともいえる。 「交情シーン」では、シーンNo69に執着した。意図的に、それを行なった。 「雁が、居いいひん…」と嘆く若尾文子。この「南嶽」作画の「親子雁」、最初は「親雁が、子雁を抱きかかえるシーンだった。しかしリメイクでは「親雁が子雁を蹴飛ばす」シーンに変更されている。 ラスト、写真を売る老女は、若尾文子似の女優さんを起用した。「お里」そのものか、川島監督の見えざる意図が浮かびあがる。 村尾氏、湯浅氏とも、この作品で川島フリークになってしまった。村尾氏は、「東宝」にまで行くはめとなった。 川島に啓発され、増村監督で磨きを出した若尾文子。彼女にとって、川島監督との出会いは、得難いものがあったはず。 川島監督曰く「…私は、絵画的な面から入る演出家でなかったのを、村井君が、そういう面での反省を反省をさせてくれた気がするからです。」と。 襖をめくって、最後のラストシーンに至るところは、川島の発想だ。このシーンを後で、真似た映画監督が多かったこと。 未完成ながら、川島の叡智が光る作品だ。

  • hap********

    3.0

    ネタバレ寺のタブーを易々と。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • gar********

    3.0

    おぞましき美を感じる

    舞台は、京都のとある禅寺。この寺に、和尚慈海(三島雅夫)の知り合いの画家南嶽(中村鴈次郎)に死なれた妾の里子(若尾文子)がやってきた。里子の虜になった慈海は愛欲に溺れ、その様子を見ていた少年僧慈念(高見国一)は… 桜坂劇場のジャパンクラシックの予習第二弾として鑑賞。 女犯はご法度の禅寺の中で繰り広げられる、和尚と女と少年僧の愛憎…まるでエミール・ゾラの小説のような生々しく浅ましい人間の姿を極めて個性的で、引き締まった映像で描いています。墓穴からのショットや肥溜めのアップなど、変わったカメラワークがこの作品の持つ何ともいえない暗い情念を際立たせます。まさにこの映画は、「おぞましき美」に満ちていると言ってよいでしょう。 そんな何とも胸が悪くなるような映画のキャスト陣もかなり個性的。まずは、和尚の慈海を演じる三島雅夫さん。このご仁、実に人の良さそうな顔をしています。しかし、その実態はとんだ生臭坊主です。慈念を陰湿にいじめまくり(腕に縄ですよ…)、禅僧として自分のことは棚にあげて説教する所といい、そしてほとんど病気のように若尾文子さんの里子にむしゃぶりつくように迫る所といい、まさにおぞましい!「この生臭はよ~」と呆れることだけは間違いありません。高見国一さんの慈念。捨て子という出生の秘密を抱え、貧困から事実上口減らしとして、寺にやってきた少年です。このバックボーンだけでも大変な苦悩をしょっているのに、さらに寺でも理不尽な慈海の仕打ちに追い詰められていきます。そんな彼の思いつめた表情と、「トンビはね、あそこでためてますねん」のセリフに代表される底なし沼のごとき怒りが、この映画の救いのなさを象徴してます。そして、本人は意図せずに二人の僧を愛欲地獄に落とすこの映画の「ファム・ファタール」、若尾文子さんの里子。「おまえはわしの仏じゃ」と慈海を狂わせ、若い慈念の心を動揺させる美しいお妾さんを若尾さんが強烈に演じています。故黒川紀章さんは、妻である若尾さんを「バロックのようだ」とその美しさを表現しましたが、怜悧で整然とした美貌の中にある屈折した女の心理や愛憎が実に魅力的です。特に印象的なのは、寝坊して早朝のお勤めに遅れた慈念の腕に慈海が縄をくくりつけるが、夜慈海と里子がベットで激しく絡むために縄が動いてしまい、慈念が起きだしてきてしまうシーン。慈念を一しきり叱る慈海を尻目に、「また見られてしもうた…」と乱れた姿でつぶやく所は、「バロックな」里子の魅力を強く感じました。 ただ、この映画には欠点が…それはラストです。詳しくは書けませんが、ちょっと唐突すぎる気がします。これでちょっと興ざめしてしまいました。ちょっともったいないです。 川島タッチがよく出たおぞましき美に満ちた異形の映画。「バロックな」若尾文子さんの魔性の魅力が、光ります。

  • じゃむとまるこ

    4.0

    ネタバレ妖艶、若尾文子

    このレビューにはネタバレが含まれています。

スタッフ・キャスト

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若尾文子桐原里子
木村功宇田竺道
高見国一堀之内慈念
三島雅夫北見慈海
万代峰子桐原たつ
菅井きんおかん
金剛麗子岸本秀子
荒木忍独石
寺島雄作桐原伊三郎
西村晃木田黙堂
伊達三郎久間平吉
藤川準兄 平三郎

基本情報


タイトル
雁の寺

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル