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上映中

雁の寺 (1962)

監督
川島雄三
  • みたいムービー 9
  • みたログ 88

3.57 / 評価:21件

ほとけの道、墓場がメインの川島独特作品。

  • moe******** さん
  • 2014年4月12日 1時15分
  • 閲覧数 1155
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

映像監督を務めた「村井 博」氏のコメントが冴えわたる。
「偽作に逃避するかに見えて、実は本道に執心し、異端を装いながら、正統を貫く。しかも、その均衡に終始苦しみ続ける。…」
これが、川島演出の、最大特徴ともいえる。
「交情シーン」では、シーンNo69に執着した。意図的に、それを行なった。
「雁が、居いいひん…」と嘆く若尾文子。この「南嶽」作画の「親子雁」、最初は「親雁が、子雁を抱きかかえるシーンだった。しかしリメイクでは「親雁が子雁を蹴飛ばす」シーンに変更されている。
ラスト、写真を売る老女は、若尾文子似の女優さんを起用した。「お里」そのものか、川島監督の見えざる意図が浮かびあがる。
村尾氏、湯浅氏とも、この作品で川島フリークになってしまった。村尾氏は、「東宝」にまで行くはめとなった。
川島に啓発され、増村監督で磨きを出した若尾文子。彼女にとって、川島監督との出会いは、得難いものがあったはず。
川島監督曰く「…私は、絵画的な面から入る演出家でなかったのを、村井君が、そういう面での反省を反省をさせてくれた気がするからです。」と。
襖をめくって、最後のラストシーンに至るところは、川島の発想だ。このシーンを後で、真似た映画監督が多かったこと。
未完成ながら、川島の叡智が光る作品だ。

詳細評価

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