雷蔵の鞍馬天狗、色気があります。
- mal***** さん
- 2011年6月2日 16時36分
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1965年に公開された市川雷蔵主演による「新鞍馬天狗」シリーズの1作目です。と言ってもシリーズは全2作で終わってるんですが・・・。
「鞍馬天狗」といえば嵐寛寿郎しか知りませんし(でも観たことありません)、テレビ版でいろんな俳優さんが演じたことしか知りません(でも観たことありません)。
そのイメージで本作を観た第一印象は?えっ、カラー映画だったの?です。あまりにも嵐寛寿郎のモノクロ映画版のイメージが強すぎたので、これには驚きでした。続いて驚いたのは鞍馬天狗を演じた市川雷蔵の存在感と男の色気です。
その影響もあってか、本編中は結構チャンバラシーン(古い表現だな)が多く、人もかなり斬られてるんですが、血しぶきが一切描かれていないため、映画全体がとっても上品な印象がありますし、映像の構図も大映時代劇らしい面白さがあります。
また、単純な娯楽時代劇には違いないとは思いますが、幕末という混沌とした時代に翻弄される人間の姿をしっかり描いていると感じました。
?いつ着物を着替えたんだ??とか?そんなに拳銃撃って弾丸なくならないの??とか?そんなジャンプ力あるなら、簡単に逃げられるだろ??といった突っ込みどころも多々ありますが、雷蔵の魅力が堪能できる映画ということで割り切って御覧下さい。
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