大殺陣 雄呂血
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(4件)


  • いやよセブン

    4.0

    何人斬ったの?

    1925年の阪妻主演作を1966年に市川雷蔵主演でリメイク。 大変多くの人を切るので白黒映画? 主人公(市川雷蔵)は許嫁(八千草薫)の父親に頼まれて、家老の息子の罪をかぶることに。 1年後に復帰の約束で逃亡生活に入るが、許嫁の父親が急死、藩はしばらっくれて殺そうとする。 再び逃亡生活に入るが、知り合った女性(藤村志保)が殺され、許嫁も女郎になっているのを見て・・・。 最後の大殺陣はすごい、の一言。

  • ser********

    4.0

    何人、人を斬りゃ気が済むんだ!(笑)

     そもそも時代劇は《虚構》である。  そこにどんなリアリティ溢れる設定を持ち込んでも、所詮巷に溢れかえる時代劇の全ては大正時代に誰かが捏造し、そして広まった《伝説》である。だからこそ、自由な発想で英雄も悪党も、はたまた庶民とやらも描ける、実は時代劇とはわが国特有のSF=サイエンス・フィクションなのだ!(笑)  ところがいつしか生真面目なカタブツが科学的にありえないだの、東映時代劇はお飾りだの言い出していつの間にか時代劇にリアリティなどというものを持ち込んだ途端、時代劇は陳腐なものとなり、今では映画の世界からテレビという箱の中に押し込められ、さらに矮小化されてしまった。そんな輩にとっては市川雷蔵=雷さまのこの作品を見て唖然「ありえない!」と酷評の嵐は今となってはむしろ当然の反応だろう。  『そんなに一人の人間がやたら人を斬れる筈がない!』  そう、その通り!一本の刀で人を斬れるのは少なくて3人てのが《現代》解釈。だからこの「大殺陣・雄呂血」の様にたった一人の男が、彼の命を狙うまさに大勢の人間を斬れるはずがないのだ。講談の荒木又右衛門だって36人斬りがやっとなのに、この主人公はゆうに100人以上は叩き斬ってます(笑)。まさに戦時中の日本刀での中国人百人斬りって伝説と同じである。  だ~が、しかし!これを冒頭いわく、時代劇=SFと見たらどうなのか?  可能なのである。  いや、むしろ主人公がボロボロになっていく姿にこそリアリティを求め、そんな様に主人公を追い詰めていく誹謗中傷やデマ、それに易々とのっかるバカどもを象徴的に描く事で、現代にも通じる《日本人》観を示してるとしたらどうだ?既にそれはSFを越えて哲学である。思えば怒りのベクトルこそ違え、この映画のオリジナルであるバンツマ映画もまた当時の左翼哲学を映像化した傑作であった。  水で溺れた犬を棒切れで叩く。これが日本人、いや多くの《民衆》とやらの姿だ。最近のネットでの大騒ぎはまさにこれ。誰かが火をつけて、ブログ炎上、マスコミもよってたかって一人の芸能人とやらの発言を叩く、亀田の態度が悪いと叩く、横綱の態度が悪いと言っては叩く。まさに日本人が全員もぐら叩きにでも参加してストレスを発散してる感覚だ。だが、どーしてその裏にある真実さえ知らずに叩けるんだろう?この映画を久しぶりに見直して何故かそー思った。  この主人公はある藩の男を後ろから斬った若輩者の罪を藩の面目や親心といったもののために肩代わりさせられ、侍の約束として脱藩するも、その真実を知らぬ敵方やそれを利用しようとする味方達に裏切られ、追われていく。彼の言葉に耳を傾ける者は皆無、そして彼は最後に捕り方や敵討ちの敵、そして上意討ちの命を受けた元の仲間達から命を狙われる。まさに煽動された悪意にたった一人で立ち向かうしかない男。  そんな男がまさに自分の命をかけて、敵に立ち向かう。「300」なんて映画よりこちらの方が全然泣けるぜ(笑)。まさにありえない戦いを必死の形相で雷さまが斬る!斬る!斬る!これをリアルじゃない、の一言で片付ける奴にはまさに、  「大槻じゃあるまいし、てめえにゃロマンってもんがねえのか!」  と罵りたくなる(笑)。まさにこれこそSF、これこそ時代劇!  その《虚構》に酔えるか酔えないか。  これが実は人間の付き合い方を決める重要なファクターだ。  世の中銭や、なんてほざいてる輩には決して分からないまさにロマン、という甘い夢。  まさに市川雷蔵が今、再評価を受けているゆえんはこの虚構が最も美しかった時代に生きて死んだ天才だったからである。  ちなみにこれからこの作品を見る方、主人公がクライマックス、何人斬ったか数えてみて欲しい。絶対100人は斬ってます!(笑)これぞザ・カタルシス!

  • asu********

    4.0

    日本映画の殺陣もこんなにすごかった!

    八千草薫、藤村志保、藤岡琢也が若いです。 そして最大の見せ場の「大殺陣」の迫力にびっくりしました。 一人でバッタバッタと100人ぐらいは 切り倒しているんじゃないでしょうか? 中国映画でジャッキー・チェンが一人で何人もやってつけますが、 その日本の殺陣バージョンとでも言いましょうか? こんなに日本の時代劇の殺陣が見ごたえがあるとは 思ってもみませんでした。 この市川雷蔵の大殺陣は一見の価値あり!です。

  • どーもキューブ

    4.0

    ネタバレライゾウのオロチ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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