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鬼の棲む館 (1969)

監督
三隅研次
  • みたいムービー 6
  • みたログ 29

4.15 / 評価:13件

新珠三千代の悪女が素敵♡

  • bakeneko さん
  • 2020年3月4日 6時58分
  • 閲覧数 311
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

谷崎潤一郎の戯曲「無明と愛染」を大映美術&三隈研次監督で映像化したもので、76分の上映時間に凝縮された―主要登場人4人の力関係の推移と葛藤、そして最終勝者と決着点を息を詰めて見つめる傑作であります。

戦乱で乱れた南北朝時代の京都近郊の山寺で、嘗ては名門の領主で現在は無明の太郎と呼ばれる盗賊(勝新太郎)が、白拍子あがりの愛染(新珠三千代)と愛欲の日々を過ごしていた。晩秋のある夕暮、京から太郎の妻:楓(高峰秀子)が太郎を尋ねて来た。家に帰って欲しいと言う楓の訴えを太郎は一顧だにしなかったが、意地になった楓はそのまま山寺に居付いてしまう。やがて、道に迷った高野の上人(佐藤慶)が、一夜の宿を乞うて訪れて荒廃した寺に住む者たちを改心させようとするが…というお話で、名カメラマン:宮川一夫が映し出す―主要登場人物が4人の葛藤&対決劇となっています。
現在は聖と邪に別れているが、元を正せばどちらも貴族の出身の“単純なおぼっちゃん”である男2人に対して、
社会的規律と体裁で男を縛り付けようとするー暗鬱&二面的な妻
女の魅力で男を奴隷化して欲望のままに行動する―天真爛漫の悪女
という女性の2つの側面を分離したキャラの、それぞれの奸智と戦略の手管の巧妙さに、“所詮男は女にはかなわないんだなあ~”と嘆息させる―谷崎らしい作品で、
特に新珠三千代の悪女の凄艶な美しさと“いかにも女!”と男子は納得の天真爛漫&欲望に忠実な行状は、
「羅生門」の京マチ子
「乱」の原田美枝子
「幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形」の小林夕岐子
「赤ひげ」の香川京子
「しとやかな獣」の若尾文子
…に並ぶ、突き抜けたキャラクターで、男ならば一度は誑かされてみたくなりますよ♡

ねたばれ?
1、盗賊に堕ちていながら、男があそこまで単純で世俗的迷信から解放されていなかったと見抜けなかったところが彼女の失策だな…
2、“仏像光線!”を放つために金で出来ていたのかな?

詳細評価

物語
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