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WINDS OF GOD ウィンズ・オブ・ゴッド (1995)

監督
奈良橋陽子
  • みたいムービー 24
  • みたログ 135

3.50 / 評価:54件

昭和20年は、昔ではない

  • ras***** さん
  • 2010年10月1日 21時13分
  • 閲覧数 3126
  • 役立ち度 10
    • 総合評価
    • ★★★★★

この作品は、戦後50年、1995年に上映された作品である。

戦後50年の節目の年だけあり、1995年は多くの戦争映画が作られた。

「君を忘れない」「聞けわだつみの声」「ひめゆりの塔」…

それらはアイドル俳優を多く使った、

たまたま舞台が戦場であるという、ただのアイドル映画という印象が強かった。




しかし、「THE WINDS OF GOD」は違った。

名の知れた俳優は別所哲也、小川範子くらいで、

二人ともちょい役に過ぎない。

主要な役を演じる役者は、ほぼ無名で、

しかし高い演技力を持つ、「アイドル俳優」とは一線を画す役者達である。

金はかかっていないが、中身はしっかりしている、

それがこの映画だと言えよう。




平成の現代に生きる漫才師コンビ、田代と金太がタイムスリップし、

50年前(昭和20年)に生きる海軍の特攻隊員となってしまう。

最初は、自殺に等しい特攻に抵抗する二人も、

一人また一人と同じ釜の飯を食った仲間が死んでいく中で、

気持ちに変化が生まれる。

「山本さん(東京帝大卒学徒)達だけ死ぬのは不公平だ。」

「(特攻出撃の前に)これは、自分の任務です。」

漫才のつっこみもろくにできない、

頼りない金太が言った台詞。

この台詞が、

現代人が昭和20年にタイムスリップしたらどうなるか、

いかに今の我々は幸せなのかを強烈に代弁している。




観て決して損はしない作品。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
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