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きけ、わだつみの声 Last Friends (1995)

監督
出目昌伸
  • みたいムービー 14
  • みたログ 332

3.14 / 評価:74件

君は本当にわだつみの声を聞いているか。

  • hoykita194 さん
  • 2008年7月16日 1時49分
  • 閲覧数 1089
  • 役立ち度 18
    • 総合評価
    • ★★★★★

 何と薄っぺらな人間認識しか、この映画にはないのだろう。
 この映画は、感傷的であることを正義だと勘違いしている。
 現実を見る前に、「反戦」という感傷に酔っぱらってしまっている。
 こうした感傷は、軍国主義の感傷と、本質的に同じだ。
 この映画の中の、「反戦」を意図した表現のすべてが、幼稚な感傷という絵の具に塗り固められている。無惨としかいいようがない。あるいは、愚劣と言い換えてもよい。
 感傷的であることは、決して悪いことではないし、恥ずかしいことでもない。しかし、考えるべき問題を前にして、感傷に浸っていてはならない。思考停止による感傷は、何も生まない。同じ過ちを繰り返させる。
 こうした映画を作って恥じない精神は、喜んで軍国映画を作る精神に、いつでも転化しうる。それが、あの戦争によって学んだかけがえのない教訓のはずではないか。
 この映画は、「きけ、わだつみのこえ」に手記を残した多くの戦没学生の精神から、最も遠いところにある。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
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