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怖がる人々 (1994)

監督
和田誠
  • みたいムービー 7
  • みたログ 47

3.75 / 評価:11件

おもしろすぎです

  • T-800 さん
  • 2012年12月21日 20時18分
  • 閲覧数 1016
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

とても贅沢な映画で、内容の充実した話が全5話もある。

5話とも、さまざまな理由で『怖がる人々』で、気の毒ながら強烈に可笑しい。



第1話は「箱の中」。

エレベーターの中で危ない感じの女と乗り合わせて

突然そのエレベーターが停ったら、というほんとに怖い話。

普通の善人風の男には真田広之。

陰気臭くてだんだん言動がおかしいくなっていく女には原田美枝子。

もうこれだけで怖い(笑)

充分怖がらせてもらって、男はやっと解放されるのだが

降りそびれたエレベーターに乗ってきたのは佐野史郎。

そして再びエレベーターは停まる。

佐野史郎、少しも慌てず、取り出した口紅を塗る。

そして真田をじっと見る。

すくみあがる真田、でエンド。

秀作だ。



第2話は「吉備津の釜」。

ちょっと危ない命懸けのだましにひっかかりそうになる熊谷真実。

だますのは清水ミチコで、なかなかの演技上手。

仕事探し中で藁をも掴む気持ちで騙される、一生懸命な熊谷真実が好印象。



第3話は「乗越駅の刑罰」

駅をいくつか乗り越したというだけでとんでもない目にあう男。

同情するしかない男には斎藤晴彦。

ネチネチと因縁をつけ、どこまでもエキサイトしていく駅員に萩原流行。

最後は信じられないような猫スープを飲まされた挙句

その親という大男(すでにファンタジーの世界に突入)に突き出されてしまう。

これは怖い(笑)



第4話は「火焔つつじ」。

旅先で美人と相部屋になった男の奇妙な体験。

世の男性の夢を叶えたかのような主人公の男には小林薫。

妖艶で、しかし大いにワケありな女には黒木瞳。

しかし、多少問題ありとわかっていながらも

ええいもう行っちゃえ、という気になって腹をくくってしまえば

多少怖いものも受け入れてしまえるという有難い(?)お話でした。



第5話は「五郎八航空」



勢いとパワーが他の4編とは全く段違いの快作。

なんせ背中に子供を背負った渡辺えり子が嵐の中旅客飛行機を飛ばすという

その設定だけで、ぶっ飛んでいる。

恐怖におののく乗客には、もともと怖い顔の嶋田久作など。

顔が怖いのにそれが恐怖に慌てふためいて大騒ぎするという設定が秀逸。



満腹感いっぱい。

監督・椎名誠こそが「恐るべき」監督、と言える映画だった。

詳細評価

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