ここから本文です

Love Letter (1995)

監督
岩井俊二
  • みたいムービー 861
  • みたログ 3,797

4.07 / 評価:1375件

戻らない過去にも救いの未来が

  • bgp***** さん
  • 2021年1月22日 22時10分
  • 閲覧数 1072
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

いや、すごいものを観てしまった、。
恥ずかしながら岩井俊二の作品を初めて観たのだが、間違いなく邦画最高峰の映画であり、この人は不世出の天才だと思う。(いまさら僕がしたり顔で褒めそやす必要などないすごい人なんだろうけど笑)

ストーリーは少しくご都合的というか、木に竹を接ぐような違和感がなくも無いのだが(伏線の散りばめ方の見事さ等を考えると、多分に自分の理解力の問題のような気もするから後でもっかい観る)そんなことは些事である。そもそもストーリーの良し悪しだけで評価するのは違う気がするし。特に映画は。

まず、映像と音楽がノスタルジックで美しい。25年も前の作品なので、余計に郷愁が増幅されたのかもしれない。全編に心地よい懐かしさが漂う。
かと思えば、所々にコンセプチャルで斬新な映像表現や演出があるのだが、その組み合わせの妙は息をのむセンスで、かつ刹那に涙が込み上げてくるほどに甘美だ。(実際何回も泣いた)

そして、役者たちの演技。とりわけ主役の中山美穂の演技には、脱帽し正座した上でお茶を点てて進ぜたいほどに感動した。
身体表現における説明と省略のバランスが見事だった。(当然ながら時代性によるリアリティの有無は度外視した上で)
樹の方はともかく、博子の様な役どころをやらせたらこの人の右に出る人はいないのではないだろうか。

とにかく素晴らしい作品だった。(語彙)
まだ飲み込んで消化してしまいたくない。

あんなに愛おしい息遣いは今まで聴いた事がないし、あんなに温かな雪山を観たことがない。
そして、決して戻らない過去に救いの未来があることをこの映画ではじめて知った。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • ロマンチック
  • 切ない
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ