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サタデー・ナイト・フィーバー
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サタデー・ナイト・フィーバー

SATURDAY NIGHT FEVER

PG12119

pai********

5.0

セブン&セブンを飲みながら当時にタイムスリップしたくなる映画

ド派手で明るいダンス映画かと思っていたが,70年代のアメリカンニューシネマの流れを組むダークで生々しいアメリカの雰囲気が全体に漂っており,実は若者の心の成長という普遍的テーマを扱った見応えのある映画であった。 彼女を妊娠させて人に相談ばかりして自分で決断できず死んでいった友人や,軽い女のような行動を取って結果として好きでもない男に半ば無理やりセックスさせられ後悔する女の子は後味悪くも,主人公のトニーが変わるきっかけにもなった出来事であったのだろう。 この時代のディスコの雰囲気も見どころの一つ。 当時は男女が社交ダンスのようにペアになって踊るのが基本だったようで,この映画が流行った当時まだ生まれてさえいない自分にはとても新鮮で興味深かった。 ジョン・トラボルタのキレのあるダンスもカッコイイとは思わないが何故か何度も見たくなる魅力がある。 余談だが,この映画でトニーが頼むセブン&セブンというカクテルが気になったため調べてみると,シーグラムセブンというアメリカンウイスキー(日本では馴染みがないが,アメリカでは90年代まで一番売れていたらしい)をセブンアップで割ったものらしい。早速試してみると,とても甘く,酒っぽさがなく,若者が好きそうなカクテルだった。 なるほど,トニーはまだ酒を飲み慣れていないがかっこつけたい若者というのがこのカクテルによって表現されていたのだ。 日本のカクテルで例えれば,シャンディガフやキューバリブレ,コークハイみたいなイメージだろうか(ビールは苦くて飲めないが,カシオレではかわいすぎるといった感じ)。 このカクテルを飲みながら映画を見ると,タイムスリップしたような気分になって一層楽しめるからおすすめだ。

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