蜘蛛巣城
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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予告編・動画
作品レビュー(79件)
- kns********
2.0点
もののけラスト前の予言でなにかもう一展開をと思ったが、 逆臣をそそのかし鬼の様だった妻と逆臣の旦那の狼狽えのあと 味方にやられる、当たり前の結末なんだかな、と思った。 火矢を一本放てば全員道連れの展開だったのに、もったいない。 当時としてはこれが限界か、あー勿体ない、 馬上での闘争展開はさすがと思うのだがやっぱりもったいない。 イメージワードに物足りないを入れて欲しい。
- ind********
3.0点
「乱」と見まがうばかりの城門のセットで一瞬、フラッシュバックをくらい、頭を切り替えるのに時間を要しました。 画像は経年劣化か当時の撮影技術のためか、霧を演出するための煙幕なのかよくわからない、遥か夢幻の世界のようでした。また、音声もかなり悪く、正直何を言っているのか細部は聞き取れませんでした。 ですが、映像の力で、そんなものはどうでもいいほどで、観客をぶんぶん振り回すようなパワーが感じられます。 63年も前の作品なんですねえ・・・1954年に「七人の侍」を公開し、絶頂期の作品でしょうか。よくもまあ、あの城のセットを・・・と感心します。 正直なところテーマはやや深堀が不足だったのでは?いやあ、黒沢シンパには怒られそうですが、「影武者」「乱」のような後味が少し不足気味なような。 「先生、とにかく侍アクションをいまイッポン」と請われてとったような。 人間の業を描くのに「妖怪変化」の力を借りたところが、逆に弱みになってしまった感があります。三船の演技をもってすれば、「人の業」このひとつで十分だったのではと思いますが・・・63年もまえの作品に今さらですが。 しかし、この映像のすばらしさ。 「映画って、ほんとうにいいですねえ」と口に出ました。 大志を抱く映画青年にぜひぜひご覧いただきたい、日本には今のハリウッドにも負けない、創作力があったんだと、勇気づけられます。
- Wildside
4.0点
シェイクスピアの「マクベス」を日本の戦国時代に置き換えて映画化したという本作。物の怪や亡霊など、いわば非現実的な事象を絡めての物語はややもすれば陳腐なオカルト時代劇になり下がるところだ。 ところが本作には間違いなく目が離せなくなる映画の魅力がある。何処か? 鷲津武時演ずる三船敏朗だ。大仰な演技といえばそうかも知れない。しかしこの存在感、三船敏朗の圧が無ければそれこそ陳腐なオカルト時代劇になったのではないだろうか(仲代達也でも見てみたい)。 山田五十鈴演じる奥方の存在感もなかなかのもの。その表情は場面により能面にも般若にも見えます。 幽霊や亡霊が出てくるなんて、なんかなぁ、と敬遠してたのですが、さすがのクロサワ。いや、本作は世界のミフネ。どの作品もそうかもしれませんが本作は特に三船敏朗無くては成立しない。それだけ主役の責任重大、な映画でした。
- yam********
4.0点
『能をモチーフに「和製マクベス」の時代劇撮ろうぜ! キーワードは「幽玄」「夢幻」!』 ここまでは他の監督でもやりそう 『ラストは三船の奴がビビるほど危険でスゴいシーンにしようぜ!』 これは他の監督じゃ無理w 単なる「意味深芸術映画」で終わらないところ、さすが業深どS監督! 重厚なセットと相まって、きっちり大迫力エンターテインメント映画に仕上がってます 三船敏郎が焦れば焦るほど、監督がほくそ笑んでる姿が目に浮かびますw 本作で特筆すべきは二人の女優の怪演です 物の怪の老婆 浪花千栄子 当時50歳 かっと見開いた目がどこを見ているのか、まったく分からない… 夢に出てきそう… 妻浅芽、山田五十鈴 当時40歳 あんなに恐ろしい衣擦れの音は聞いたことありません… CGでどんな映像も作れるようになった現代からみれば戦闘シーンなどはもの足らなく見えるかも知れません でも人の欲や不信や猜疑心といった心の闇や人の業は、CGでは表現できません 業の深い、生身の役者にしか… 業の深い監督が業の深い役者と映画を作るとこうなる、そういう映画です 観客を愉しませるためには役者の命も軽視する… マクベスよりも業が深いのは監督だった、そういうオチですw
- ame********
2.0点
スゲー固い 演出って云うか三船にもっと内面の苦悩を表現する能力があったら ずっと良い映画になってたと思うと残念至極 蜘蛛手の森が動くのを眺望するシーンから首を射貫かれるシーンまではなかなかいいけど 話における比重がそれほど重くないのは失敗だと思った
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