ここから本文です

怪猫呪いの沼 (1968)

監督
石川義寛
  • みたいムービー 0
  • みたログ 5

4.00 / 評価:2件

今年も納涼? 怪談

  • osugitosi さん
  • 2012年8月16日 17時43分
  • 閲覧数 255
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

まだまだ暑いですね~
昔からの夏の風物詩として怪談ということで、
毎年レビューしてます。
遅れましたが、今年もやります。

今回は怪談というか、タイトルは怪猫。
化け猫ものは怪談でなく、
怪猫とタイトルに付きますね。

1968年の制作ということで、
従来の化け猫ものとは多少違ってます。

前半はこの頃の東映時代劇らしく、
集団抗争ものに近いタッチ。
権力を傘に、好き放題の君主に
仕方なく従う部下。
中間管理職もつらいよ~

そんな描き方で、
集団抗争時代劇ならここで、
君主を討つべく、刺客や忍者とか、
名もなき集団が立ち上がって、
死にものぐるいの抵抗を行うのが
見せ場となります。

しかし、この作品の場合は
刺客たちの代わりに
猫ちゃんが立ち上がるという形であります。

それじゃストーリーは従来の化け猫ものと同じでは?
と思われましょうが、
ちょっと違う。

従来だと(入江たか子のもの)
君主にまで化け猫の怨みは至らず、
結局、正義の武将にやっつけられてしまう。
事の発端である君主は改心して、めでたしとなります。

が、この作品では、完全に君主は悪のかたまり、
「十三人の刺客」なみの暴君です。
家来と腰元がデキテルのでは?
ちょっと二人の手が触れ合ったのを見ただけで、
その場で、二人の首を斬り落とすという凄まじさ。
これを内田良平が憎憎しくも豪快に?演じております。

その家老には名和宏。
この方も悪将軍とかやってますが、
ここでは、以外と冷徹な、
かつての山形勲を思わせる家臣ぶりです。
(悪には違いない)

この2名の確執描写も見所になっております。
したがって、前半で倒れてしまう
里見浩太郎は従来の化け猫ものなら、
正義の武将として、最後に退治するポジションであろうし、
集団抗争時代劇なら、刺客のリーダーともなる位置ですが、
ここでは、何で出たか分からないくらいの
役柄で終わってます。

で、肝心の化け猫に取り付かれる女性はと言いますと、
ジャケット写真にもある方は、
八代万智子サンでして、
我々世代としては、
「マグマ大使」のマモルの母親役や、
「プレイガール」のサブリーダー役でお馴染み。
美人だから、化け猫メイクもかっこいいです。

彼女が倒されて、次の憑依される方が
三島ゆり子サンで、この頃の東映では
エロチックな役が多い方、
君主へ床入りさせられ、
腕が毛むくじゃらで爪が伸びてた手での
ベッド(床)シーン?で
本領発揮であります。

そう、化け猫ものとしては従来なかった、エロっぽさも
この作品の特徴であります。

ということで、納涼怪談としては、
恐くてゾーッと涼しくなく、
逆に熱くなってしまう(いろんな意味で)
ので、作品選定のミスでした。

ま、一応、恐怖シーンの一番の見せ場を挙げるとすれば、
暗いマックスの
城内にずらっと君主に殺された者たちの
生首が突如、並んで出現するシーンですね。
予告編にもそのシーンが登場してますが、
まばたきしてる首もあって笑えます。
(要するに畳の下から首だけ出してる)

でもね、夏の風物詩映画らしく、花火のシーンもあって
まだまだ、情緒はあります。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 未登録
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ