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ザ・タイガース 華やかなる招待 (1968)

監督
山本邦彦
  • みたいムービー 3
  • みたログ 17

3.91 / 評価:11件

これで長髪なんてヤァヤァヤァ

  • kor******** さん
  • 2014年2月15日 6時29分
  • 閲覧数 688
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

先日BSで放送されたオリジナル・メンバーでの「ザ・タイガース復活コンサートin東京ドーム」は言葉にならないくらい素晴らしいものでした。40年以上の時を経ても変わらぬそのパフォーマンス、そして同じく年齢を重ねたファンとの一体感が抜群であり、ライバル?であるジャイアンツの名選手の言葉を借りればまたタイガースも永遠に不滅であろうと思う最高のひと時であった(ちなみに私に近い人物は東京ドームで生で観賞している。チクショウ。)

そんなザ・タイガースがGSブーム真っ只中に『ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!』のようなアイドル映画を撮っていたことは知っていたのですが、まさかTSUTAYAさんが【昭和キネマ横丁】なんて待望の企画を立ててくれるなんて想像もしませんでした。アリガトウ。

東宝といえば笠原良三&田波靖男の師弟コンビで何作も名作シリーズを世に出しておりますが、60~70年代の田波靖男の勢いというか、執筆の数は凄まじいものがあります。今作は人気絶頂のザ・タイガースを主役に据えたシリーズモノの第二作目でありますが、彼等の仲の良さを40年以上も前のフィルムで見返すことの出来る幸せの余韻たるやそれは素晴らしいもの。なんたって皆さん若い。(アタリマエ)

夢見ていた東京に辿り着いた少年達の古典的なコメディー描写たっぷりなエネルギッシュさはまさに痛快。(例:隠れている→見つかる→飛ぶ)負けじと、少年達を追いかける先生役の黄門様(西村晃)がなんともコミカルだこと。バァヤ役である野村昭子とのコンビも相性抜群で、赤々と燃える若き「虎」を厳しくも温かく指導するため東京中を奔走する様は教師の鑑とも言えます。でもお酒に逃げちゃダメ。

「シーシーシー」から始まる名曲の数々はレコードとは違った音源であり、演奏する彼等の陽気な笑顔には心癒されてしまいます。エルヴィスの『監獄ロック』を思い起こさせる珍しいダンスシーンもあれば、ジュリーがロマンスに夢中になるなら代わりにトッポが「廃墟の鳩」を歌う流れは特にサイコウ。

鉢の金魚を大きな水槽に移し変えるごとく、大海へと飛び込もうとする若者の「はつらつ」さは普遍的な爽快感を生み、サポートする側も「夢」を重ねてしまい、後押ししたくなると今作とオリンピックを観て改めて思いました。しかし、ビートルズヘアーが長髪、そして不良と見做されてしまう価値観はヤァヤァヤァ。


・余談

・なかなか聴く事の出来ない「リラの祭り」も良かったです。フェスタ~オ~フェスタ~♪

・白くぼやけるロマンス描写は尾崎紀世彦の「また遭う日まで」のプロモーションビデオを思い出してしまいました。雄大な大地に尾崎さんと少女と馬のコントラスト。これもまたメイサク。

詳細評価

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