めくらのお市 地獄肌
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作品情報上映スケジュールレビュー

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予告編・動画

作品レビュー(2件)

かっこいい20.0%勇敢20.0%不気味20.0%楽しい20.0%切ない20.0%

  • mal********

    3.0

    松山”ボンカレー”容子のシリーズ第2作目

    1969年に公開された松山”ボンカレー”容子主演による「めくらのお市」シリーズ第2作目です。 既に1作目でお市の生い立ちや過去は描かれていましたので、本作は賞金稼ぎと化したお市が最初から暴れまくっております。本作でお市の命を執拗に狙ってるのは”女子プロレスの母”と呼ばれていた松岡きっこ演じる黒髪のお炎で、彼女の武器は女性の髪の毛で作られた鞭(ムチ)と懐に忍ばせた毒蛇数匹です。鞭はともかくとして、常に毒蛇を持ち歩いて自分が咬かれる心配ないのかって思いましたが、まあ咬まれないんでしょうな。 所帯を持ったお市は二度と刀を抜かないと決心し、そのまま幸福に暮らすのかと思いきや、意外とあっさり自分の身を守るために刀を抜いてしまい、結局は松岡きっこ達との死闘で幕を閉じるという予想通りのパターンに落ち着きます。 ですが、その死闘シーンに写真を挿入したり、場面が変わって舞台的な殺陣で演出したりと、独特の工夫を披露して楽しめるようにしております。こういった独創性はいま観ても新鮮だと思いますよ。

  • aki********

    4.0

    お市が舞う!

    今では信じられないタイトルだが、もともとはTVの連続ドラマだった。一家 団欒のお茶の間に、毎週月曜7:00になると、このタイトルが流れていたわけだ。原作はコミックだが、もちろん『座頭市』のパクリ。差別表現に鈍感な時代であり、著作権にもやかましくない時代だった。安保で日本中が沸騰し、反権力的なアウトローがカッコイイとされた時代でもある。 映画のできとしては、あまりよいとはいえない、いわゆるB級作。特に地理が、チンプンカンプン。宿場町、農村、文藏のいる町、の三ヶ所が主な舞台だが、これらの位置関係が、皆目わからない。ついでにいうと、代官所はどこにあるんだ? マムシに噛まれて、歩くのにも難儀していたお市が、突然農村に現れたりする。竜巻で飛ばされでもしたのか?「オズの魔法使い」じゃあるまいし。しかもそこで、いきなりお市が漁師と結婚してしまう。 お炎と文藏が兄妹だった、と突然言われても。宿場町ではお炎はずっと「謎 の女」だったじゃないか。文藏一家の町から、宿場町まではそんなに遠いのだろうか?誰もお炎のことを知らないというのはおかしいよ。 文藏がお市の顔を見るなり、「てめえ、よくも裏切りやがったな!」と言う。いつのまに、お市があんたの味方になったんだ?第一、これが初対面だろ?もうシナリオは支離滅裂。 しかし、この映画には不思議な魅力があって、とても強く印象に残る。それは登場人物のキャラクター造詣に起因している。 コケティッシュで魅惑的な松岡きっこの悪女ぶり。マムシを握る手さばきも鮮やか。 近衛十四郎は表情作りと台詞回しがあまりにも渋い。しかも殺陣シーンのあの速さたるや、まさに電光石火の名人芸。 安部徹、清水紘治、玉川良一の悪党トリオは、大中小とキチンとランク分け されたキャラクターが光る。大悪党は貫禄があり、中悪党はずる賢く、小悪党は粗暴なアホ、とそれぞれポイントが違うのだ。 冒頭でお市に討たれる中丸忠雄は、殺陣はうまいとは思わないが、異常に力の入った刀さばき。自分の脚まで斬ってしまいそうな勢いで、思いっきり刀を振り下ろして、映画のテンションを一気に上げた。 しかし何といっても最強のキャラクターは、主演の松山容子だ。 まず顔。 座頭市みたいに白目は剥かず、目を見開いて、視線を虚空に泳がせる。スフィンクスみたいなカマボコ型の大きな目は、当時のはやりで長めのマスカラでデコレーションされており、かなり強烈だ。 次に台詞回し。二色の声色を使い分ける。少女や漁師と接するときは、情感のこもった細い声。悪党相手にタンカを切るときはドスの効いた太い声。太い声でタンカを切っても、藤純子や江波杏子とは違う独特の調子がある。強いて言えば浅香光代に近い。その声が松山容子のおちょぼ口から出た瞬間、スクリーンは芝居小屋の舞台みたいな異次元空間と化す。 とどめは殺陣だ! 朱塗りの仕込刀を逆手に持って、激しく動きながら振り回すのだが、なんか変だ。ときどきのけぞったり、手さばきにもムダな、というか意味不明の 動きが入っており、目線はあらぬかたを泳いでいるから、結構怖い。しかもそれが延々と続くので、観客は次第にこの世のものでないもの、「狂女の舞い」でも見ているような、シュールな気分になってくる。そして笑いたくなるのだが、ヒクヒクと笑いはこわばってしまう。 なお、この作品は、東映で娯楽時代劇映画を沢山作った、松田定次監督の最 後の作品となった。格調や美学はあんまりないが、滅茶苦茶なシナリオでも、役者の個性を引き出して映画を面白くする演出手腕は、強く感じられ る。B級アクション映画は、常に大衆の力強い味方だ。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
めくらのお市 地獄肌

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル