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アクマイザー3 (1975)

監督
奥中惇夫
  • みたいムービー 1
  • みたログ 3

3.00 / 評価:2件

これが我らの生きる道

  • tok******** さん
  • 2007年9月20日 20時45分
  • 閲覧数 364
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「アクマイザー3」は昭和50年、テレビ朝日系列で放映された特撮作品だが、その1番の特徴は主人公達が変身しないことであろう。と、言ってもヒーローが登場しない訳ではなく、主人公達が最初から異形のキャラクターになっている(人間体を役者さんが演じない)のである。これは、企画段階から脱変身ヒーローものを目指した結果であった(同様に主人公が基本的に変身しないヒーローには同時期では「宇宙鉄人キョーダイン」や「ロボット刑事」、後期には「機動刑事ジバン」などが挙げられる)。
 さて、本作では役者さんが人間体の主人公を演じない分、弱くなりがちなキャラクター性を強調しようと着ぐるみのヒーロー達の演出に力が入れられている。その為、各キャラクターやゲストキャラクターの声の吹替えにはアニメ番組や洋画吹替え並みの豪華な声優陣があたり声の演技でバックアップしている。まず、主人公ザビタンの吹替えは井上真樹夫氏(「ルパン三世」の五ェ門、キャプテン・ハーロックは有名)、仲間のイビルには矢田耕司氏(70年代ロボットアニメの科学者役や実写ゲストキャラが印象深い)、ガブラには八奈見乗児氏(「巨人の星」の伴宙太、タイムボカンシリーズの敵キャラが有名)がそれぞれ、声をあてている。また、ザビタンを一途に思う悪魔の花の精、ダルニアは吉田理保子氏(70年代ロボットアニメや魔女っ子ものには欠かせない存在。特に「魔女っ子メグちゃん」は最高峰)がその艶っぽい声でハツラツと演じている。そして、さらにゲストキャラクターでさえも永井一郎氏や神谷明氏といったベテラン声優が声をあてるなど実写番組の吹替えとは思えない豪華さであった。
 上記のような特色を持つ本作であるが、その物語の導入はこうだ…。
 ?約2万年前、変動期の地球環境から身を守るため地球内部に移住した人々がいた。彼らは地底環境に順応すべく身体を改造しサイボーグ化した。アクマ族と名乗った彼らは人間とは似ても似つかない異形の姿となっていた。ここから世界各地の悪魔伝説が生まれたのであった。ある日、地上への本格的な侵略を開始するアクマ族。しかし、アクマ族を裏切り人間の為に戦う男がいた。人間とアクマ族の混血児、ザビタンである。かくして、アクマイザー3の活躍が始まるのであった。?
 こうした設定を生かしシリーズ初期では、異形の者の哀しみを描いたエピソードが多かった。が、中盤以降、低年齢の視聴者を取り込むために路線変更が行われユーモラスな変身ヒーローものへと内容を変貌させていった。結果的にこの路線変更が成功し、当時の子供たちの高い支持を得た本作はその設定を後番組の「超神ビビューン」に受け継ぐのであった。個人的には変身しないヒーロー、異者の哀しみや宿命を描いた初期編が好きな作品である。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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