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怪談累が渕 (1957)

監督
中川信夫
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3.57 / 評価:7件

いたるところに幽霊が

  • 文字読み さん
  • 2009年2月22日 19時33分
  • 閲覧数 414
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

1957年。中川信夫監督。円朝の落語であまりに有名な「真景累が渕」を映画化。日本の怪談映画の第一人者といわれる監督初の怪談。金を貸したのに返されずに殺される父親の恨みと、恋人に裏切られる娘の恨み。恨む方も恨まれる方も遺伝するという、馬琴の小説のような因果話です。

もちろん、金を返さなかったり恋人を裏切ったりするほうが悪いのですが、「私の金を返せ」「私の夫を返せ」と「私のもの」に執着する側の恐ろしさがすごいです。執着するから怨霊にもなる。定石に従って、最初の死体(父親)が捨てられた「累が渕」が最後の舞台になるのですが、水の中から浮かび上がってくる怨霊となった父親が怖い。「地獄の黙示録」なんてものじゃありません。

日本映画の当時のレベルを証だてるように、開かれた障子、向こう側が見えるすだれや格子の使いかたがすばらしく、カメラの動きだけで感嘆できます。いたるところに怨霊が見えてしまうことと密室がない日本家屋の構造。。。日本映画と幽霊の親密な関係。

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物語
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