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変幻紫頭巾 (1963)

監督
工藤栄一
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3.00 / 評価:1件

田沼失脚の裏話

  • rup***** さん
  • 2016年4月24日 22時07分
  • 閲覧数 247
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

大友柳太朗が紫頭巾に扮して悪を斬る娯楽時代劇です。

本作では、着流しの素浪人、人気の老浮世絵師と変幻自在に姿を変え、敵を翻弄します。姿は変えても、声がそのまま大友柳太朗なので、普通すぐバレると思うのですが・・・(笑)。

賄賂で私腹を肥やし思うがままに権勢をふるう田沼意次・意知親子に天誅を下すために、人身御供の娘と入れ替わり、田沼の宴会の席へ現れる紫頭巾。悪行を書き記した念書をとって三日のうちに老中の職を下りるよう釘を刺して去っていきますが、敵もさるもの、偽の紫頭巾を仕立てて、商家に押し込み強盗をさせ、紫頭巾の評判を落として本物を捕縛しようと躍起になります。

敵役の田沼親子は、柳永二郎が演じる父意次よりも息子の意知のほうが不気味な存在感があります。
意知を演じているのが、粘着質のある冷酷無比のしぶとい悪役をやらせたら右に出る者がない菅貫太郎なので、殿中で山城新伍(若い!)扮する佐野善三郎を足蹴にするシーンなんかは憎々しさたっぷり。菅の名悪役ぶりは、同じ工藤栄一監督の「十三人の刺客」の悪逆非道な狂気の暴君が本当に恐ろしかった。

また、善三郎の姉で花魁に身を落とした花紫を丘さとみが演じていますが、お家のために身を削って尽くすような健気な役柄は彼女の明るい持ち味が活かされていなくてちょっともったいない感じがしました。

さらに、剣術道場の師範役で片岡千恵蔵御大が登場し、田沼が仕立てた偽紫頭巾の悪行を本物の仕業と思い込み、一旦は本物の紫頭巾と刀を交えますが、すぐに真相を悟り紫頭巾の理解者になるというサポートを見せ、作品に厚みを加えています。

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