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忍者秘帖 梟の城

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2.0

虚ろな忍者ごっこ

 信長配下の秀吉軍によって、伊賀の村が壊滅させられ、生き残った忍者の一人である葛籠重蔵が秀吉暗殺を誓い、同じ目論見を持つ今井宗久と組むが、宗久に仕える女忍者とただならぬ関係に落ちていく過程を映像化している。  感情を抹殺された忍者集団であることは分かるが、残念ながら、人間的葛藤が全然表現できていない。伊賀者、甲賀者の抗争だけに焦点が当てられ、今井宗久や秀吉の存在感が矮小化され、重蔵と女忍者との恋愛感情も華がない。ただ、のんべんだらりと、話が進んでいき、大変退屈な映画である。東映時代劇の末路が刻まれたような作品だと感じた。

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