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大殺陣 (1964)

監督
工藤栄一
  • みたいムービー 8
  • みたログ 84

3.51 / 評価:39件

臓腑をえぐるような哀切さが迫ってくる…

  • yam***** さん
  • 2020年5月16日 18時01分
  • 閲覧数 874
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

題字:岡田茂、カッコイイ!
撮影:古谷伸、素晴らしい(計算され尽くした端正な構図と戦闘シーンではその崩壊によるカタルシス!静と動の使い分けが見事!)
音楽:鈴木静一、虚無感、無常感をかきたてる音楽、素晴らしい!(本作を最後に映画音楽を離れる)
美術も演出も演技もそれぞれ、素晴らしい

様式美と勧善懲悪の従来のチャンバラ時代劇とは一線を画す、「集団抗争時代劇」の名作
実録風の乾いた演出が虚無感すら漂わせ、今観ても新鮮
とくに星野友之丞( 大坂志郎)が愛する妻子を我が手にかけ家を発つシーンは、臓腑をえぐるような哀切さが迫ってくる



惜しむらくは、分かりにくいこと

独特の言い回しの台詞と用語なので字幕なしでは理解が追いつかない
登場人物が多く背景が複雑で理解が追いつかない
星野以外、政権転覆を謀る同志たちの動機が描かれないので感情移入が困難

・神保と中島の友情
・日下と渡海の裏切り
・別所兄弟の絆
・酒井と北条の悪事
・山鹿素行とみやの思想的つながり

その辺に伏線を張っておいたら、もっとエンタテインメントとして分かりやすく面白くなったのでは?


「革命の大義の下にろくでなし達が結集し命を散らす」というテーマなんだから、

・「ろくでなし」たちがなぜ革命に命を捧げたのか?
・ノンポリ侍ななぜ変節したのか?

この2点は説得力をもって描いて欲しかった
革命の女闘士みやが、「身も心も革命のために捧げ尽くしたけど、どうしてそうしたのか分からない」って…どういうこと?…

あと、女を後ろからばっさりと切り捨てる侍って、あり得ないと思う

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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