怪異談 生きてゐる小平次
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(3件)


  • mal********

    2.0

    登場人物はホンマに3人だけです。

    公開当時、評論家受けも良かったのを覚えています。でも、当時の私は本作のような小品が公開される場所に住んでなかったので、今まで観ることはなく記憶の片隅にタイトルだけ留めていました。 登場人物は小平次、太九郎とおちかの夫婦の3人。演じる俳優も3人だけというコンパクトな映画です。ATGの製作予算の都合もあったからでしょうが、この静かなトーンの怪談には小規模な設定は合ってると思います。 ストーリーは親友太九郎のかみさんに惚れた小平次が太久郎に殺されても、幽霊になってその思いをわざわざ太久郎夫婦の前に伝えに現れ、最後には人間太久郎と幽霊小平治の殺し合いが展開されます。(幽霊とつかみ合いする不思議な映像は面白いです) 他のユーザーレビューの評価も高く、私だけ低評価なのは気が引けますが、正直好みの映画ではありませんでした。アナログ感に好感は持てましけど、突き抜けた面白さを感じるまでには至りませんでした。 まあ、上映時間も短いですし、自分自身の感じ方で楽しんでもらえたらと思います。

  • pin********

    4.0

    美しく象徴的な怪談の世界。

    先日見た『東海道四谷怪談』と同じ中川信夫監督の作品です。 東海道四谷怪談』では、歌舞伎を基にして、怪談の世界を色彩豊かにきっちりと映像化していたのですが、こちらは同じように舞台を元にしながらも、まったく反対の方向に映像化しているように思いました。 『四谷怪談』がリアリズム怪談だったのに対して、こちらはシンボリズム怪談とでも言うべきでしょうか。 セリフ回しも描かれている世界も、なんら手を加えることのない自然の撮影にもかかわらず、象徴的で幽玄な世界を作り出しています。 独特の間合いやテンポは怖いというよりも不思議な世界に入り込んでしまったような錯覚を与えてくれます。 あのころのATGのにおいがぷんぷんとするような画面で、好き嫌いのありそうな作品ではあろうかと思います。 自分の女房に横恋慕した小平次を殺してしまった太九郎。 自分が殺した小平次の影におびえて、だんだんと狂気の世界に陥っていくのは、日本の怪談の常套手段。 それなのに見ていて心地よくなってきます。 出演者を小平次、太九郎、おちかに絞り込んでのドラマ作りは、低予算(たぶん…だってATGだし…)でありながら、独特の世界を描き出すのに成功しています。 怪談は、非日常の世界へのトリップでもあるということを感じさせてくれます。

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ日本的なるもの

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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